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鋼の心 ~Eisen Herz~ 「犬子さんの土下座ライフ」特別編 -遠征編- ※土下座さま/著 ネタバレ解禁につきあとがき差し替え。 「ここが天海神姫センターですか」 「はい、リアルバトルオンリーの容赦なき戦場で、ツワモノどもが切磋琢磨する修羅の国です」 「うーん、確かに様々な上級者の方の胸を借りることは出来そうですが……正直不安ですねぇ」 「大丈夫ですよ! 私はLPの豊富さには定評のあるハウリンタイプで、しかも今までの戦績は全戦全損敗北なためその成長もハンパなく、打たれ強さには自信がありますから!」 「冷静になると、あまり威張れた話ではありませんねぇ」 「うう、お恥ずかしい限りです……ですが! 今日ここで修練を積むことで、きっと明日は新しい自分に変わっていけるものと信じています!」 「そうですか……でしたら僕はもう何も言いません。全力でサポートしますから、頑張って来てください!」 「はい!」 「ネメシスだー! ネメシスが出たぞー!」 「マジかー!」 「ジーザス!」 「ま、待ってくれ! 中に、中にまだ俺の種子が……!」 「もう手遅れだ、諦めろ!」 「そ、そんな……種子、種子ぉぉぉぉぉ!」 「こっちには化け猫が出たぞー!」 「オーマイガッ!」 「俺、このバトル終わったら猫子にコタツクレイドル買ってやるって約束してたんだ……」 「くそう、やってやる、やってやるぞ!」 「すまない兎子……! 勝ってこいなんて言って、俺が悪かった! 俺が悪かったから…… どうか無事に、無事に戻ってきてくれ、たのむ……!」 「曲射が、曲射がどんなに逃げても追いかけてきて……物影に隠れても平気で狙ってきて…… いやあああああああああああああ!!」 「落ち着くんだ鳥子! もうバトルは終わったんだ、終わったんだ!」 「マスター、そっち大丈夫? トラップない? トラップないよね? あ! 今私の後ろでトラップ仕掛けられたかも?! マスターはそっち見ててね?! 絶対だよ?! 絶対目を離しちゃダメだからね? 目を話したらその隙にトラップで囲まれるんだから……!」 「いやだから黒子、バトルはもう終わっってるって」 「こっち向いちゃダメー!! トラップしかけられちゃったよ、囲まれた、囲まれちゃったよどーすんのよマスター?!」 「くそ、今日はなんて日だ……!」 「おい! こっちじゃポン刀持ったアーンヴァルとやたら素早いサイフォスが狩り物競争してるぞ?!」 「……中の奴らの冥福を祈ろう」 「勝手に殺すな?!」 『No3エリアの戦闘が終了しました』 「丑子! 大丈夫か丑子?!」 「ま、ますたぁ……わたし、ますたぁの武装神姫になれて……幸せでした……がくっ」 「丑子ーーーーーーーーーーーー!!」 「あれ……? なにも見えないよ……何も聞こえないよ……マスター、どこですか、マスター……?」 「ここだ……俺はここにいるぞ……よく頑張ったな、もういい、もういいんだ、ゆっくり休むんだ……」 「ご主人様ー……パインサラダ作る約束、守れなくてごめんなさい……」 「そんなこと気にするな! そんなものいつでもまた作れるじゃないか!」 『予約ナンバー121~132の方は、対戦スペースへお入りください』 「いやああああああああああ!! もういやあああああああああああ!!」 「いかせない、いかせないぞ俺の騎士子は?!」 「あ、俺いま急用ができたわ。帰ろっと」 「ふ、震えてなんていませんよ? これは武者震いですったら」 「あ、マスターなんか前の人が次々帰っていきますよー♪ 得しちゃいましたね♪」 「バカ! 俺たちも帰るぞ!」 「…………………………」 「…………………………」 「……帰りましょうか?」 「はい♪」 遠征編――完! 鋼の心 ~Eisen Herz~へ戻る 犬子さんの土下座ライフ。へ進む はい。と言う訳でネタバレのお時間です♪ ALCの作と見せつつ、実は土下座さまの作品だったりする本作。 果たして何割ほどのマスターさんが気づかれたのでしょうか? まあ、文体がぜんぜん違うのでもろばれだったような気もいたしますが…。 ALCに暖かなイメージのSSは無理だ(泣)。 かねてよりの告知どおり、一週間ほど経ったので驚愕の事実を公表するにいたった訳であります。 ご意見、ご感想、愛の告白、その他諸々…。 土下座さまへどうぞ。 ちなみにALCはあとがきを書いただけで御座います。 何にもしてない楽ちん楽ちん。 おまけに本文の修正まで土下座さまにやって頂いたとあっては…。 さて、どんな恩返しをいたしましょうかね?
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hatugen戦闘回数が増えていくと追加されるキャラもいるので とりあえず、今戦える相手の装備を全部ひっぺがす位(5〜6回)の勢いで戦っていけば 特に問題なく戦える相手も増えていきます。 「1対1」 「1対2」または「1対3」 のハンデ戦 「1対1」初登場はゲームセンターで1回戦闘のみ。本編クリア後の継続プレイで常駐する 「1対1」メインストーリーにからむイベント戦1回のみ。 初期~ F3クラス制覇~ F2クラス制覇~ F1クラス制覇~ 初期~ マスター 神姫 神姫タイプ 元ネタとか攻略情報とか 柴田勝シバタ マサル プルミエ アーンヴァルMk.2 おそらく多くのプレイヤーが最初に戦う相手。神姫名の「プルミエ」は「最初」を意味するフランス語「プルミエール」からだと思われる。戦国から江戸にかけて家名を残した「柴田氏」が「勝」の字を代々使っているまた格闘技にも「柴田勝久」「柴田勝頼」の親子がいるバトルロンドのNPCでも「まさる」「プルミエ」が登場 小早川千歳コバヤカワ チトセ リリス ストラーフMk.2 勝利後F3①予選解禁バトルロンドのNPCでも「ちとせ」「リリス」が登場 柿崎静馬 ナギ ハウリン 三毛屋ベンガルミケヤ ベンガル コモモ マオチャオ 「よーしよしよしよし」…漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第六部」のキャラクターグェスの台詞のパロディ 柏葉剣 ルーデル ゼルノグラード 第二次大戦時のドイツ空軍の爆撃王(兼エース)ハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐及び彼が受賞した黄金柏葉剣ダイヤモンド付騎士鉄十字章から 山中美幸 ライラ アーンヴァルMk.2 赤橋瞳子アカハシ トウシ ハヤテ ハウリン 足利尊氏の妻 赤橋登子(あかはしとうし)? 津軽冬至 雪華 フブキ メールで対戦可 勝利後自宅でフブキ解禁 足利崇文 紅葉 マオチャオ 勝利後F3②予選解禁「兄様がまともに戻るまで、殴るのをやめないっ!!」…漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の主人公、ジョナサン・ジョースターの台詞のパロディ室町幕府初代将軍 足利尊氏? シルバー・クレイ マリー アーンヴァルMk.2 「私達はようやく登り始めたばかりなのデース、この果てしなく遠い神姫坂を」漫画「男坂」のラストのパロディ 犬童太 ハナ ハウリン 軍曹 三等兵 ゼルノグラード 映画「フルメタル・ジャケット」に登場する鬼教官、ハートマン軍曹とその部下神姫名の元ネタは漫画「ロボット三等兵」から? 真紅女帝総長 沙耶香 アーク メールで対戦可難関その1 前作より攻撃的だが沙耶香以外は弱い装備が最も豪華なのが沙耶香近接攻撃中心なら亜里沙のバズーカが邪魔なのでこちらを先に勝利後ショップでアーク解禁「女帝」は英訳するなら正しくは「エンプレス」なのに真紅女帝(クリムゾンエンペラー)と呼ぶのは、コナミシューティングゲーム、エアフォースデルタの作戦名からアーク型曰く「珍走団」←徒党を組んで道路交通法違反を繰り返す集団のこと「203高地に挑む」中国にある丘陵で日露戦争の重要拠点 真紅女帝副長 亜里沙 アーク 真紅女帝見習い 香里奈 アーク ダリル・ブレナン ドロシー ハウリン 吉川素子 アローズ マオチャオ 猪苗代孝実イナワシロ タカミ ふゆなぎ ゼルノグラード 春夏冬 あきな アーンヴァルMk.2 「商い中」の古い(言葉遊び的な)表現「春夏冬中」から「春夏冬」→「あきない(秋無い)」→「あきな」 ダーリン あんこ アーンヴァルMk.2 ゲストキャラ(公式漫画ヒブソウシンキ)「ののこさんに~」ヒブソウシンキの登場人物。ちなみに、作中でのあんこは彼女の魔改造を怖がっておらず、寧ろかっこよがっていた。原作ではアーンヴァルだが諸事情によりMk2に。アーンヴァルMk2で対戦すると立ち絵が低く設定されていることがわかる。 青山遊馬 かさぎ エウクランテ 新渡戸総一 セイラ イーアネイラ セイラ「この軟弱者!」 機動戦士ガンダムのセイラ・マス F3クラス制覇~ マスター 神姫 神姫タイプ 元ネタとか攻略情報とか 双蜂 ベル マオチャオ 双蜂=ツインビー ベル=ツインビーのパワーアップアイテム「当たらなければどうと言う事は~」機動戦士ガンダムのシャア・アズナブル 南部蒼太 フレンダー フブキ タツノコのガッチャマン南部博士と、同じくタツノコキャシャーンのフレンダー「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」SLUM DUNKの安西先生 チョコレッタ・G アンネ アーク 武装神姫2036 アーク・イーダのデザイナーCHOCO氏から 犬養創 ヤマト ハウリン メールで対戦可難関その2 単体のLPは低く、ロック距離も短い神姫名は大日本帝国の大和型戦艦の名前。(大和・武蔵・信濃。ただし信濃のみ戦艦としてではなく空母として完成している) 犬養続 ムサシ ハウリン 犬養完 シナノ ハウリン 鍋島樹里 みおん マオチャオ 鍋島家の化け猫騒動 立花茂 銀千代 ハウリン 立花宗茂と妻・ギン千代「この風、この肌ざわりこそ神姫バトルよ」…アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクター、ランバ・ラル大尉の台詞のパロディ。「うん、無駄無駄無駄無駄無駄じゃ」…漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第三部」のキャラクター、DIOの台詞のパロディ。「片眉剃って大笑いしたり」…空手バカ一代 豪徳寺みか まりぃ マオチャオ 「表の模様が裏に、裏の模様が表についてるコイン」…ジャイアンがのび太を騙した手口「縦縞のハンカチが横縞」…マギー司郎、審司の持ちネタのひとつ「頭の悪い怠け者~」ハン・フォン・ゼークトの言葉「バカには見えないメイド服」…裸の王様のパロディ ケンプ 黒姫 ゼルノグラード ケンプファー=ドイツ語で「戦士」からか「我が選択に、一片の悔いも~」…漫画「北斗の拳」のキャラクター、ラオウの台詞のパロディ 百武健心 百花 イーダ メールで対戦可勝利後ショップでイーダ解禁 給料シーフ シルファ アーク シーフ=泥棒 給料泥棒 真田有希那 キリカゼ イーダ 真田有希那→真田幸村から? キリカゼ→風魔の小次郎の霧風から? 練馬大将軍 ミュー アーンヴァルMk.2 練馬区光が丘に存在した「グラントハイツ(米空軍宿舎)」の由来グラント元大統領・元将軍。もしくは究極超人あ~るの成原博士。「世界征服は練馬から!」 偉吹玲人 まお マオチャオ ゲストキャラ(武装神姫2036) ハウリン・マオチャオのデザイナーBLADE氏から勝利後猫型カスタムパーツ解禁 神選組局長 コテツ ゼルノグラード メールで対戦可本人達の発言通り突撃しかしてこないので楽器RA等の餌新選組とその刀新選組局長 近藤勇:長曾祢虎徹<ながそね こてつ>新撰組副長 土方歳三:和泉守兼定<いずみのかみ かねさだ>新選組八番隊組長 藤堂平助:上総介兼重<かずさのすけ かねしげ> 神選組副長 イズミ ゼルノグラード 神選組隊士 カズサ ゼルノグラード 得川義文 葛葉 フブキ 「お風呂覗かれたり」…緑髪忍者型でコナミのゲーム「がんばれゴエモン」のヤエちゃん?「ござる の巻」「頬にうずまき」…忍者ハットリ君 痴豚 ミランダ イーダ タレント・伊集院光が、ラジオ番組「深夜の馬鹿力」内で照れ隠しも含めて自身の事を言う際に使う呼び方。 痴漢の『痴』に太った人を蔑む意味『豚』を合わせた造語。それを抜きにしてもSMプレイでも『豚』という蔑称はよく用いられる。ミランダはイーダのデザイナーCHOCO氏の描くSFコミック「イグナクロス零号駅」の主人公ミランダ駅長から?「恐ろしいものの片鱗を」…ジョジョの奇妙な冒険 嶋渓フミカ エイル アーンヴァル ゲストキャラ(武装神姫2036) アーンヴァル・ストラーフ等のデザイナー島田フミカネ氏から ドグラ・モゲラ 菊花 フブキ ドグラ・マグラからか?(会話内容からマスターの容姿が「戸惑う、面食らう」や「堂廻り、目眩み」となっており、原点がそういう意味という説から)またはモグラ⇒掘る(男に対して性的な意味で)⇒アッー!⇒菊の花 山中日向 葵 アーク 日向葵で「ひまわり」。山の中に咲くひまわり? タケル サギリ アルトレーネ メールで対戦可サギリの方が耐久が低い勝利後ショップでアルトレーネ・アルトアイネス解禁日本神話のヤマトタケルノミコト 日本神話の神:アメノサギリorクニノサギリ ミコト テルヒメ アルトアイネス 時速30km 和津香 ツガル 時速30km 時速30kmの速度の風が胸の感触と同じと言う逸話「胸がミサイルだったり~」マジンガーZのアフロダイA等 F2クラス制覇~ マスター 神姫 神姫タイプ 元ネタとか攻略情報とか ??? ??? アーンヴァルMk.2 勝っても負けても展開は変らないが勝つと称号が貰える 神宮司八郎 アトラ アーンヴァルMk.2 F2制覇後登場。探偵 神宮寺三郎 また、「アトラ」は穴を開ける道具の事なので、海底軍艦轟天号艦長神宮司 八郎 大佐今後発売予定の小説、武装神姫 LOST DAYSの主人公となった 森永穂波 アニー アーンヴァルMk.2 神宮司八郎戦闘後登場元女優の森永奈緒美さん。アニーは宇宙刑事シャイダーでの役名 神戸こなみ みなこ アルトアイネス F2制覇後登場。神戸のコナミそのまま。みなこはその逆さ読み「もっと恐ろしいものの片鱗を」…漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第三部」のキャラクター、ポルナレフの台詞のパロディ。48の拷問技…キン肉マン48の殺人技 笠嶋京香 あざみ ストラーフMk.2 赤城春菜 麗音 アルトレーネ 北関東最強、赤城→赤城山、春菜→榛名山、最強神姫理論→公道最速理論でいずれも漫画「頭文字D」のネタアルト「レーネ」→麗音 趙飛燕 夏姫 イーダ メールで対戦可睡蓮が多弾頭ミサイルとバズーカをリロードしながら乱射してくる前漢成帝の皇后。夏姫→巫臣(春秋時代の楚の政治家)のカミさん> 王秀英 睡蓮 アルトレーネ 周小紅 蘭蘭 ゼルノグラード 音黒野美子 クロミ フブキ クトゥルー神話に登場する架空の書物「ネクロノミコン」から。神姫名もネ「クロ」ノ「ミ」コン→クロミか?ちなみにバトル前の会話で唱えている怪しげな呪文も、クトゥルー神話に関わるものである。はしかのようなもの…はしかは日本人なら一生に一度はかかると言われる病気。転じて、恋の病や中二病など、誰もが経験するであろう事象を指すクトゥグア…同神話に登場する神 武本哲 チェリー ゼルノグラード 漫画「じゃりン子チエ」の「竹本テツ」「チエ」にひっかけて「チェリー」ティーガー…阪神タイガース 愛猫党党首 ターニャ マオチャオ 勝敗に関わらず趙飛燕と戦うと挑戦メールが来る二人が多弾頭ミサイルを装備。一人だけ装備して無いのでそれだけ後回しに 愛猫党参謀 アイニャ マオチャオ 愛猫党書記 ハルニャ マオチャオ 麻呂 雛鶴 イーダ 山県みちる 薫 アルトレーネ 「神姫イヤーは地獄耳」…デビルマン 兜茂 ユリコ アーク マスターは仮面ライダーストロンガーの城茂神姫名のユリコはストロンガーのパートナーの電波人間タックルこと岬ユリ子「天が呼ぶ 地が呼ぶ~(略)」は同作品でのストロンガーの名乗り口上 左籐楓 メープル フブキ 勝敗に関わらず愛猫党党首と戦うと挑戦メールが来るメープルが近接、アナベルがミサイル、マグノリアがガトリングを使う固められてコンボを決められると危険なので、アナベルかマグノリアを先に倒したいメープル:英語でカエデのこと。左籐楓(サトウカエデ)はメープルシロップの原材料アナベル:アジサイの品種。紫陽花(アジサイ)マグノリア:モクレンの品種。大山蓮華(オオヤマレンゲ)もモクレンの一種 紫陽 花 アナベル アーク 大山蓮華 マグノリア イーダ ういろー ナナ マオチャオ 名古屋名物、ういろうとナナちゃん 埴場怜太 クラリス アルトアイネス 羊たちの沈黙の登場人物。埴場怜太(ハンニバル・レクター)とクラリス・スターリングアフロディテから…ギリシャ神話のピュグマリオン 九頭龍 ルル アーク クトゥルー…クトゥルー神話に登場する神の名前、九頭龍はその表記の一つルルイエ…同神話に登場する架空の地名戦争末期で槍一本…太平洋戦争中の日本 陰陽熊 ファム アルトアイネス 閃光魔女 シャイナ ストラーフMk.2 プロレス技のシャイニング・ウィザードからか?男にしとけばよかったんじゃ…(ウィザードは主に男性の魔術師を指す) 美馬坂真尋 ドナ ストラーフMk.2 F1予選①~④クリア後に挑戦メールが来る。勝負するとヴァルハラが解放される。 開田有人 ライム マオチャオ 全F1予選クリア後に登場。元ネタは開田裕治氏と氏のホームページに掲載されている徳間文庫の官能小説アンソロジー「爛夢」から?「きれいな言葉遣いだろ?マオチャオ型なんだぜこいつ」ご存知某野球漫画の主人公のせりふ。 定岡千鶴 美礼 ジルリバーズ 橋田義一 エムアール エストリル MR=ミッドシップエンジン・リアドライブ方式??その他自動車用語としてのMRは数多く存在する 島津佳美 アイラ プロキシマ 島津義久or義弘から。鹿児島県姶良(あいら)市から コバヤシ マッハ ジルリバーズ 丹下鍛造 桜 プロキシマ 明日のジョーのコーチ丹下段平。神姫名は丹下繋がりで声優・歌手の丹下桜からか。 戸次香織 エリカ アーティル ステージ構成上開始時は分断されており、エリカは延々離れたところで浮遊機雷を撒き続けるのでまずユリカに速攻をしかけたい。合流されると強敵「火が二つ重なれば炎~」:中の人の組み合わせもあってトップをねらえただし姉妹逆 戸次詩織 ユリカ ラプティアス 倉田音羽 オルフェ アルトレーネ ゲストキャラ(武装神姫2036) 神姫名はスタジオオルフェから。マスターはデザイナーの羽音たらく氏のアナグラム。 F1クラス制覇~ マスター 神姫 神姫タイプ 元ネタとか攻略情報とか 足寄百合香 美月 ベイビーラズ 文字通り、足に擦り寄る百合娘 ミュー・垂乳根 満姫 イーアネイラ 口調はルー大柴満姫がバズーカを撃ってかべこが近接バズーカに巻き込まれ吹っ飛ばされるかべこ… 平壁真垂 かべこ ガブリーヌ 小田春海 くらら マリーセレス 村ピープル ネヴィル マリーセレス 70年代のアメリカのバンド「ヴィレッジピープル」「筋肉隆々な色男がよりどりみどりの~」ヴィレッジピープルはメンバーがゲイだったと噂されてる 五進クリニック 梓 ツガル 誤診クリニック(本人達も語ってる) ニーヌ・マッケンジ フィオ エストリル 武装紳士・淑女御用達のエアパスタ。まだ未経験の方は是非お試しあれ。名前は新沼謙治とニール・マッケンジーからか。「げえっ(主人公名)!」横山光輝作『三国志演義』より。ジャーン!ジャーン!ジャーン! 薄田御幸 ミコ 蓮華 「幸薄」を入れ替えたもの「雑誌の裏」幸運の宝石の広告。エロ雑誌に多い 魔法使い 美紗緒 ベイビーラズ 三十歳まで童貞でいると魔法が使えるようになれるとの都市伝説。「美紗緒」操 漆黒の牙 レヴィア イーアネイラ 厨二病もしくは邪気眼。ご丁寧にイーアネイラの目がオッドアイになっている。エウクランテ曰く「ひょっとしてマスターもあんな事考えながらバトルしてない?」とのこと。みんなしてない、よね?アーク曰く「なんかさっきから胸が痛むし顔が熱くなってくる」アークさん… 五百旗頭かのみイオキベカノミ タマモ 蓮華 殺生石伝説の「玉藻前」「そんな事言われても、うち、ただの神姫やし」は、昔使われていたポン・デ・ライオンのAAの台詞「そんな事言われても、ウチ ポン・デ・ライオンやし」より。 九鬼マユ チロ ガブリーヌ 九州ライダー1号 ユリ エストリル 2体1だがチューブステージなので一度ロックさえしてしまえば常に陰に隠れてビット撃ってればノーダメージ余裕マスターは仮面ライダー1号 2号から。神姫の名前は初代仮面ライダーに登場したライダーガールズ・ユリとマリから。 九州ライダー2号 マリ ジルリバーズ 三鷹台六朗 レイナ 紗羅檀 「もっと静かで…」「いや焦るんじゃない」「ダブってしまった…」「焦るな焦るな」「あれが効いたな…」全て漫画「孤独のグルメ」より。同作品の主人公は井之頭五郎。(井の頭公園は三鷹市にまたがる。また京王井の頭線井の頭公園駅の渋谷方隣駅が三鷹台駅。) ピュンマ・ハマハマ ナディア エウクランテ 映画「ミラクル・ワールド・ブッシュマン」?あるいはふしぎの海のナディアのハマハマとナディアかも 環稜香 シレーナ エウクランテ ゲストキャラ(武装神姫2036) デザイナーの間垣リョウタ氏のアナグラム。 TSUGARU 赫 ツガル ゲストキャラ(武装神姫2036) 漫画では青のリペイントカラーのツガル型も所持していた。
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「ザ・ゲーム★15」海外レビュー IGIN 10/10 多彩なキャラクターとゲーム性、100時間以上を遊んでみてもまだ終わりの見えないボリューム。 『The Game 15 Vol.2』ほど魅力的かつ洗練されたゲームは他に見ることはできない。 Endogamer 10/10 『The Game 15 Vol.2』の面白さを表現するのは難しい。例えるならゲーム版ディズニーランドのようなものだ。 Culture Brainが長年追求してきたおもしろが至る所に散りばめられている。 わずか$3にも関わらず今年発売されたどの$60のゲームより優れている。あらゆるゲーマー必携のゲームだ。 Intendo Fan 9.5/10 Yumenosuke Jr.は『The Game 15 Vol.2』で父親の残したあまりにも大きな壁を乗り越えた。 今やThe Game 15シリーズは飛龍の拳やスーパーチャイニーズと同様にゲーム業界の殿堂の席に腰を下ろした。 Camaid Spot 9/10 もしあなたが他のゲームの数GBものパッチをダウンロードしている間の 暇つぶしに『 The Game 15 vol 2』 を始めたなら、すぐにそのゲームのことは忘れるだろう。 この僅かなサイズのゲームは空き時間だけではなくあなたの多くの時間を奪っていくだろう。
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第4話 新しい家族 比較的早い時間に夕食を取ったので、小腹が空いた俺は買い物へと出かけた。 最近、俺が買い物とかで出かけると、アールがついてきたがるようになった。 今日も、アールが一緒だ。 丁度、俺の半歩くらい前の目の高さぐらいを、歩く速度に合わせて飛んでいる。 「なぁ、何がそんなに楽しいんだ?」 「マスターと出かけるのが楽しいんですよぉ~」 「食い物買いに行くだけだぞ?」 「それでもいいんです」 「そんなもんかねぇ」 「そんなもんです」 そんなやり取りをしていると、アールが空中で停止した。 「マスター! あれ!」 「ん?」 アールの指差す方を見ると黒い物体が落ちている。 「おい! あれって」 はっきりとは見えなかったが、その物体が何か直感的に分かった。 そして、その答えが間違いであってほしいと思いながら走る。 その場所に到着したが、残念なことに間違いではなかった。 「マスター……」 アールが泣きそうな顔で俺とその物を交互に見ている。 そこに落ちていたものとは、両腕、右足首、左膝から下の無い黒い人形。 特徴である長い髪も右側が引きちぎられ、身体中傷だらけになっていた。 間違いなく、ストラーフという武装神姫だった。 「……ん……あ」 ストラーフが呻き声を出した。 バッテリーがまだあり、AIが動作している。つまり、この子はまだ生きている。 俺はストラーフをやさしく手に持ち、アールのほうを向いた。 「今、何時だ!」 「9時43分です」 アールが即答する。あと17分。 「間に合ってくれよ!」 俺はアールを買ったおもちゃ屋へ走り出した。 俺は走った。当初の目的地のコンビニを通過し、なおも全速力で。 「マスター! あと13分」 横を俺と同じ速さで飛ぶアールが叫ぶ。 大通りの交差点で運悪く信号につかまった。 「はぁはぁはぁ、間に合いそうだな」 ここまで休みなしに走ってきた俺は電柱にもたれかかった。 「マスター、大丈夫ですか?」 「ああ…平気平気…」 そうアールに言ったが、正直バテバテだ。 (日頃の運動不足がひびいてるよなぁ。) そんなことを思っていると信号が変わりまた走り出す。 そして、目的地のおもちゃ屋が見えてきたが、手前の踏み切りが鳴り出した。 「くそぉ!」 俺は速度を上げ、降りてくる遮断機を睨む。 到着したとき、遮断機が完全に降りてしまった。 遮断機を掴み、くぐろうと屈む。 「マスター!! だめぇぇ!!!」 アールの悲鳴に似た絶叫が響き、俺は手を離した。 「マスター、無茶しないで……お願い」 飛んできてそのまま抱きついたアール。俺の服に顔をうずめて見せないようにしていたが確かに泣いていた。 「わかったよ…」 遮断機が上がるまで俺はアールの頭を撫で続けた。 それからはアールを落ち着かせながら、歩いて向かっていった。 店に到着したのは、9時55分。間に合った。 俺はカウンターの方へ行き、ストラーフを置いた。 昔の町工場の頑固職人のような店主がそこに居た。 「こいつを助けてやってくれ」 店主はストラーフの姿を見て驚いた様子だ。 「いったい何をした」 「何って? 俺のじゃない、拾ったんだ」 「拾った?」 「ああ。とにかく、こいつのAIは生きてるんだ。なんとかしてくれ」 「ん~、そういってもなぁ」 店主はストラーフを調べるように見ている。 それから店主はしばらく考えて俺のほうを見た。 「まあ、やるだけのことはやってやる。連絡先をここに」 そういって書類を差し出す。俺は記入を済ませてもう一度たのむと頭を下げた。 俺は、帰り道でいろいろと考えていた。 「俺は正しいことをしたんだろうか……」 「……正しいですよ」 俺の独り言がきこえたのだろう。アールが俺の頭の後ろからやさしく抱きしめてきた。 「………やさしいですもん……そんなマスターが………大好きです……」 「ん? 何か言ったか?」 しっかりと聞こえていたが、何か恥ずかしくなってそう言ってみた。 「い、いえ! べつに何も」 アールは慌てて俺の頭から離れた。 数日後、連絡がありおもちゃ屋まで出かけた。 「ほれ、これだ」 そう言って店主が取り出したものは、神姫の収められたケース。 「これって?」 「知り合いに破損した神姫を直す達人が居て、みせみたがたんだが、あのボディ破損がひどくて修理は出来ないといわれた」 「じゃぁ……」 (助けられなかったのか) がっくりと肩を落とす。 「勘違いするな、AIから取り出した情報はこっちに移してある」 「え?」 「ボディは新品だが、記憶は受け継いでいる」 「そうか、よかった……」 ほっとして、緊張がとける。 「お前さんの真剣な顔をみて、幸せに出来るだろうと思ってな。お前さんのことを説明したら、何も言わずデータ移植をしてくれた、といわけさ」 「ありがとう」 俺は深々と頭を下げた。 「それで、これも持っていけ」 ストラーフの武装セットを神姫ケースの横に置く店主。 店主は素体分の料金でいいといったが、俺は武装を含めた正式料金を置いて店を出ようとしたら、店主が呼び止めた。 「忘れものだ、持って帰れ」 そういって何かを投げてよこした。 俺はそれを掴み、見てみると、壊れたあのストラーフだった。 帰り道で考えていた。 こいつがあの日、あそこに居た理由を。 一人で出歩いて事故にあった、どこからか盗まれて部品を取られた…… いくつもの仮説を立てたが、もう一人の俺が即座に否定する。 そして、もう一人の俺が囁きかけてくる。 (ひとつだけ納得のいく説があるだろう) 俺は、それだけは考えないようにしていた。しかし、何度考えても最後にはそこへたどり着く。 『愛すべき主人に捨てられた』 そうだとしたら、こいつが起動後最初に感じるのは、捨てられた時の思い出。 その時の記憶が甦り、どうなるのか分からない。そして、それを見たアールはどう思うのだろう。 俺の頭に、笑顔のアール、怒りながらも照れているアール、泣き笑いのアール… アールの顔が浮かんでは消えていった。しかもほとんどが笑っていた。 「……アール」 俺は、家で、アールの前でこいつの起動は出来ないと思い、近くの公園へと向かった。 公園のベンチに神姫ケースを開ける。そしてストラーフを取り出し、ベンチの上に寝かせる。 「さて、どうなるか」 しばらくすると、ストラーフがゆっくり目をあける。焦点の合っていないぼんやりした顔から序々に覚醒していく。 「いやぁぁぁ!! ごめんなさい! ごめんなさい! ゆるしてください!」 覚醒するとストラーフはうずくまり、絶叫した。 (やはり……) そう思った俺は、やさしくストラーフを手で包み、持ち上げた。 「ごめんなさい! ごめんなさい!」 それでも、ストラーフは叫び暴れる。 「大丈夫だ! もう心配ない!」 ストラーフの叫び声に負けないくらいの大声でストラーフに言い聞かせた。 「……あ」 俺の声が主人と違うと分かったのだろうか、ストラーフは落ち着いたようだ。 「さて、少し話を聞かせてくれるといいんだが、大丈夫か?」 ストラーフはコクンとうなずいた。 「言いにくいかもしれないが、自分がどうなったか覚えてるか?」 「あたいは……捨てられた」 「そうか……理由は?」 「バトルの成績が良くなくて、性能の悪いのはいらないって」 「そうか……」 しばらくストラーフの話を聞いて分かったことは、前の主人は神姫バトルを徹底して研究していたこと。 たとえ勝ったとしても、それが当然で言葉をかけてもらったことが無いこと。 そして、神姫を道具としか見ていないこと。 俺は、無性に腹が立ったがなんとか怒りを静めた。 「いいか、昔の辛いことは忘れろ。今からこの俺がお前の主人だ」 「え?」 ストラーフがびっくりしたようにこっちを見た。 「もうバトルとか、そういうことは考えなくていいってこと」 ストラーフにニッコリと笑う俺。 「家にも、バトルが嫌いでダンス好きなのが居るからさ。紹介するよ」 そういって、ストラーフを持ち上げ家へ向かった。 家に着くまでに、ストラーフには昔のことをアールに話さないでくれと頼んでおいた。 「おかえりなさい」 家に着くとアールが出迎える。 「ただいま。えっと、この子がアール。君のお姉さんだ」 「……お姉さん」 「そう、同じ店で買ったんだ。本当の意味での姉妹ではないが、姉妹といってもいいだろう」 ストラーフを降ろすと、アールが抱きついた。 「よろしくね。マスター、この子の名前はなんですか?」 「ああ、そういやそうだな。名前を教えてくれるか?」 「名前?」 ストラーフはアールと俺を交互に見る。 「前の主人はつけてなかったのか?」 どういう主人か知っていたが聞いてみた。たぶん名前などつけていないだろう。 「はい……」 ストラーフは俯いてしまった。 「マスター」 アールも心配そうに俺を見る。 「んじゃ、せっかくだし、アールの時のように自分でつけてもらおうか」 「そうですね」 二人してストラーフのほうを見る。 「えっと……その……あたいの名前は……」 ん?と身を乗り出すアールと俺。 「アール姉さんの妹だから……アールの対になる文字……エル、あたいの名前はエル」 「そうか、エルか」 「よろしく~エルちゃん」 こうして、俺の家族が一人増えた。 「はい、こう、ワン、トゥー、スリー」 「えっと、ととと、あっ」 机の上では、アールがエルにダンスのレッスン中だ。 エルが家に来て、しばらくたった。 家に来たてのころは沈んだ表情をしがちだったエルも、いまでは明るくなりアールと一緒に踊るようになった。 俺は、そんな光景を微笑ましく思いながら、なにげなしにTVのチャンネルを変えた。 その時は、俺もアールもエルもまだ気づいていない。運命のスイッチを押したことを。 なにげない普段のニュースがしばらく流れていたかと思うと話題が変わり、中継現場の映像に切り替わる。 『はい! 私は今、大人気の”武装神姫”そのバトル大会の会場に来ています』 どうやら、神姫の話題らしい。そういえば、大きな大会の予選だか何かがあったような気がする。 俺はそんなことを思いながら、ちらっとアールとエル二人の方をみた。二人とも背中をこちらに向けてダンス中だった。 二人にとって微妙な話題だから、嫌がる素振りをしたら変えるつもりだったがそのまま見続けた。 『さて、参加者にインタビューしてみましょう。こんにちわ! あなたの神姫、強そうですね』 『もちろんです。ありとあらゆる研究をしてパーツを組み込んだんですから』 レポーターに、どこから見ても金持ちのぼっちゃま風の男が答えた。 歳は俺より下っぽいなと、見ているとアールの悲鳴が響く。 「マスター! エルちゃんが!」 あわてて机に駆け寄ると、エルが膝立ちになり、両手で耳を塞ぐようにしてガクガク振るえていた。 「どうした?! エル!」 「あ……ああ……」 俺はエルを抱き上げて優しく撫でてやる。 「マスター…」 「大丈夫か?」 「マスター、ごめんなさい」 エルが俺の手の中で謝る。 TVには以前としてあの男と神姫の映像が映し出されている。 「マスター……」 アールが俺を見ている。アールには、エルが落ちてた理由を、俺からなるべくやわらかく伝えてあった。 アールはピンときたんだろう。俺も多分同じ結果を導き出して、エルを降ろす。 「エル……あいつがそうなのか?」 「はい、あたいの前のマスターです……」 そう答えたエルにアールが抱きついてやさしく撫でている。 実際に見て、エルから前の主人の話を聞いたときの感情がふつふつと湧きあがってきた。 「なぁ、エル。お前の力であいつ、ぶっ倒してみないか?」 「え? あたいが?」 「そうだ」 「でも、あたいじゃ…」 俺はエルの頭を撫でる。 「大丈夫。こっちは俺もアールも居る。三人でがんばろうぜ」 「うん! 私はバトルってあんまり好きじゃないけど、エルちゃんの為なら協力するから」 「マスター……姉さん…あたいがんばってみるよ」 「そうだ、その意気だ。あいつに、エルを捨てたこと後悔させてやろうぜ!」 「オー!」 アールが元気よく腕を上げて叫ぶ。 「ほら、エルちゃんも」 「オー」 アールに言われてエルも腕を上げて叫んだ。 「ただいま~。お~い買ってきたぞ~」 「おかえりなさいマスター」 「おかえり~マスター」 玄関まで出迎えた二人を抱き上げる。 「これがそう?」 エルが俺の足元に置かれた箱を見る。 「中古品だけどな」 ヴァーチャルバトルのインターフェイスを買いにいったのだが、新品は想像以上に高かったので型落ちの中古を買った。 「よし、それじゃあ早速使ってみるか。アールはサポートたのむ」 「はい」 自室に持ち込んでパソコンに接続した。 「よし。じゃあエルの武装するか」 「お願いします」 武装し終わるとエルの様子が変だ。 呼んでも返事しないし、動かない。 「エル?」 かるくつついてみると、やっと反応があった。 「よぉぉし! バトルだぜぇ!」 「え? エル?」 「おうよ! おもいっきりいくからたのむぜ!」 性格かわってるよなとか思いながらもインターフェイスに接続した。 それからが大変だった。 「突っ込みすぎた! 距離をとって!」 「マスター、右足負傷しました」 「直線でかわすと相手に読まれる」 「射撃は正確に、煙で相手を見失う!」 「右サブアーム可動不能になりました」 アールが現状を分析しながら俺が指示を出しているが、かなり苦戦していた。 ボロボロになりながらも、どうにか相手を倒して接続を切った。 「いやぁ、失敗失敗。ひさしぶりだから熱くなりすぎたぜ。はははっ」 ヴァーチャルバトルから戻ったエルはそう言いながらも、勝てたことに喜びを感じているようだ。 武装をはずすと、エルの性格が戻る。 「マスター、ごめんなさい。あたい、うまく戦えなかった……」 「いや、それはいいけどさ。性格かわってたよな」 「うまく言えないけど、武装をつけると、変なんだ」 「変?」 「うん、なんか戦うぞ~って感じになってああなるみたい」 「そっか、まぁなれればいいと思うよ」 「うん、あたいがんばるよ」 それから、猛特訓が始まった。俺の居ない昼間はアールとダンス練習、アールが操作するヴァーチャルバトル特訓。 ダンス練習は、アールがいままでも教えていて続けた方がいいといったからだ。 俺が帰ると、俺が指示を出してヴァーチャルバトルという生活を繰り返していた。 さらに幾日か過ぎた。 エルのヴァーチャルバトルもレベルもどんどん上がっていき、複数の敵とも対等に戦えるようになっていていた。 俺は、夜食を買いにコンビニへと向かっていた。アールも一緒だ。 エルは、昼間の特訓が激しくて、AIを休めるためにスリープモードに入っている。 「アールごめんな、しばらくかまってやれなくて」 「ううん、いいんです。私もエルちゃんにダンス教えるの楽しいですし」 歩きながらそんな話をしていたが、アールの顔はやはり寂しげだった。 「アール」 俺は立ち止まり、アールのほうを向く。 「はい?」 アールもこっちを向く。 「こんなことで埋め合わせっていうのも、何なんだけどさ……」 俺はアールをやさしく掴む。 「じっとしてて」 「はい……」 アールのヘッドギアを外すと、アールと初めてのキスをした。 そして、二人して顔を赤らめて、買い物をして家へ帰っていった 戻る 次へ
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時計の長針が十二に移ると同時、短針が八を指す。 かちりというかすかな音がして。続いて響き渡るのは、朝の静けさを打ち破るベルの音だ。 リリリリリリリリ…………。 「みゅぅぅ……」 クレイドルの上。むくりと起き上がった小さな影は、恨めしそうに机の上の時計を睨め付ける。 彼女が眠るクレイドルも、同じ机の上に置いてある。もっと細かく言えば、時計のすぐ隣に。 「……うるさいですわね」 大きなあくびをしながら、聴覚センサーから入ってくる音量情報を少しばかりフィルタリング。耳障りなベルの音だけが意識の外へと追い出されるよう、調整をかける。 朝の静けさが戻ったところで、主の名を呼んだ。 「朝ですわよぉ、マスター……」 けれど、傍らのベッドで丸まっている毛布の塊からは、何のリアクションも帰ってこない。 「マスターってばぁ……」 もそもそとクレイドルの上を這いずって、寝る前に出しておいた服を手繰り寄せる。 神姫のAIは、それぞれが確固たる個性を持つ。彼女はそのうちの一つに、『朝が苦手』という不名誉な特性を与えられていた。 「ほら、鳴ってますわよ……」 クロックの上がらない頭で体を動かし、薄手のシャツとパンツを着込む。だが、たっぷりの時間を掛けて着替え終わってもなお、丸まった毛布は沈黙を守ったまま。 リリリリリリリリ…………。 音こそ聞こえないが、机の上のわずかな振動はベルがいまだ抵抗を続けていることを伝えてくる。 「さすがに、ご近所迷惑かしら」 彼女が着替える間も、時計のベルは鳴りっぱなし。邪魔なだけならいい加減止めてしまおうかと思ったところで、ついに毛布が動きをみせた。 「マ……」 毛布からにょきりと伸びるのは、細い右手が一本だけ。 それがついと時計を指差せば。 リリリリリ…………リン……。 わずかな残響音を残して、時計の振動はそれきりぴたりと止まってしまう。聴覚センサーのフィルタリングを解除しても、耳障りなあの音は聞こえてこなかった。 その成果に満足したのか、右手はごそごそと毛布の中に戻っていく。 「ちょっとぉ……。今日は峡次さんをお手伝いするんじゃなかったんですの?」 声を掛けても返事はない。 それどころか、毛布の中からはくぅくぅと穏やかな寝息さえ聞こえてくる始末。 「……もう、知りませんわよ」 はぁとため息を一つ吐き。 小さな少女は机に腰掛け、主の目覚めを待つことにするのだった。 マイナスから始める初めての武装神姫 その2 後編 ベッドの上で次の変化が起きたのは、それからかなりの時間が経ってからの事。 「んぁ……」 私が起きてすぐの時より、その変化は随分と大きい。毛布の塊がむくりと身を起こし、大きなあくびをひとつして。 パジャマの袖が、ベルの止まった時計を捕まえる。 「今、何時ぃ……?」 目をこすりながら時計を眺めるマスターに、私は静かに言い放った。 「もう十一時ですわよ」 その瞬間、丸まっていた毛布が一気に吹き飛んだ。 「ちょっ! プシュケ、何で起こしてくれなかったのよ!」 まったくもう。 起きるまでは時間がかかるクセに、起きてからはすぐ本調子ですのね。うらやましい限りですわ。 「何度も起こしましたわよ。返事はありませんでしたけど」 「っていうか、時計誰が止めたのよ! スヌーズのスイッチまで切ってあるじゃない!」 忠義者の時計をベッドに放り投げ、パジャマのボタンを外しながらタンスの前へ一直線。 「……マスターが、いつもみたいにご自分で」 パジャマのズボンが、私の前をぽーんと元気良く飛んでいく。 もう。誰が片付けると思ってるんですの? 「プシュケー! これとお揃いのブラ、どこ入れたっけー?」 その声に振り向けば、タンスの前では白いショーツに包まれたお尻がふりふりと揺れている。 「……そっちのタンスの、二段目ですわ」 「あとTシャツはー? 汚れてもいい、白いヤツー」 白いヤツっていわれても……マスター、ご自分でどれだけ白いシャツ持ってると思ってますの。 「そっちの三段目は見ましたの? そこになかったら、私知りませんわよ」 まったくもう。少しは自分で覚えるくらい、したらどうですの? 「あと白いシャツだと、下着透けますわよ?」 指摘してみたら、あーとかうーとか言いながら頭を掻いていたりする。間違いなく、考えてなかったんですのね。 「じゃ、黒いのは?」 「……同じ所に入ってるはずですわ」 ああもぅ。 我がマスターながら、情けない。 「よし、着替え完了っ!」 Tシャツにスカート。ラフな格好はともかく、峡次さんを手伝いに行くなら、せめてスカートじゃなくパンツにした方が……。 そんな事を考えていると、マスターは私の前をまっすぐに横切っていく。 「……どこに行くつもりですの?」 そちらはベランダで、玄関は逆ですわよ? 「ん? どこって、アイツ手伝いに」 何の迷いもなくがらりと窓を開け、ベランダへ。手すりをひょいと乗り越えて。 「ちょっと!」 そのまま、一気に飛び降りた! 掃き出しの大きな窓を開ければ、そこは巴荘の庭だった。 猫の額ほどの庭だけど、芝生もあるし、自転車なんかを入れる倉庫もある。五、六人くらいのちょっとしたパーティーくらいなら開けそうだ。 「……へぇ」 そうか。ここ一階だから、そのまま庭に出られるんだっけ。一階は色々不便だって聞いてたけど、荷下ろしも楽だったし、案外捨てたもんじゃないな。 「どうしたんですか? 峡次様」 玄関から入ってすぐの台所で食器を片付けてくれていたベルが、そう声を掛けてくる。 「いや、庭に出られるんだな、と思ってさ」 もちろんベルは神姫だから、食事用の大きな食器を片付けられるわけがない。コップとかナイフとか、小さな物をお願いしてるだけだ。 「ベルも出る? 巴荘の庭なんて、珍しくないだろうけど」 「ふふ。早いですけど、ちょっと休憩にしましょうか?」 割烹着姿のベルもくすりと笑って、俺の肩に飛び移ってきた。 玄関からサンダルを取ってきて、窓から庭へ。 うん。悪くない。 「思ったより早く終わりましたね」 庭に出るとき時計を見たら、まだ十一時少し前だった。実家で荷造りしてたときは一日じゃ絶対終わらないと思ってたけど、出すだけなら案外早いもんだ。 「ベルのおかげだよ。ありがと」 手伝いがあったのもだけど、巴荘のどこに何を置いていいのかを教えてくれた事が大きかった。俺一人だったら、ゴミをどこに捨てればいいのかの段階で詰まっていたはずだ。 「私は何もしていませんよ。感謝なら、鳥小の配慮に」 俺の肩に腰掛けて、ベルはそう言って笑ってる。なんかなぁ、すごい出来た神姫だよな、ベルって。 こんな良い子のマスターだなんて、鳥小さんがホントにうらやましい。ベルを見てたら、サイフォスって選択もアリだったな……と思えてしまう。 「だよなぁ。バイトから帰ってきたら、お礼言わないと。……そうだ」 昨日は夕飯をご馳走になったし、後で何か差し入れを持って行く事にしよう。 そんな事を考えながら、天を仰いで背伸びを一つ。 「ね、ベル。鳥小さん、好きなお菓子とか……」 そこに見えるのは……。 「……白」 何だか白い物と。 「テキサスコンドルキーック!」 ごき。 鋭い叫びに打撃音が重なって。 それきり、俺の意識はあっさりと暗転した。 「……っ痛ぅ……」 ぐらぐらする視界を目を閉じて遮って、まずは背中の感触を確かめる。 土の感触。巴荘の庭の感触だ、うん。 倒れてるけど、手も足も動く。音も聞こえるし、鼻も……草の匂いがする。とりあえず、五体は無事らしい。 「大丈夫?」 掛けられた声にうっすら目を開けてみると、揺れる視界の中、小さな女の子の顔が見えた。 小さいって言ってもベルみたいな神姫じゃない。小柄な、人間の女の子だ。 「あ、ああ……」 伸ばされた手を取って、倒れていた身を引き上げる。 何が起こったのかさっぱり分からないけど、この子なら現場を見てたかもしれないな。 「……俺、どうしたんだ?」 見れば、女の子の頭にはジルダリア型の神姫が乗っていた。 「さ、さあ?」 手を離し、女の子は苦笑い。 って、同じネタが二度通じるかバカ野郎! 「さあじゃねえ! 今日はしっかり見てたっつの!」 空を見上げて見えたのは、上からダイビングしてきた千喜と、それを慌てて追い掛けるプシュケの姿。 まあ、見えたなら逃げられたんじゃないか、って質問は勘弁して欲しいワケだが。 「何で上から来るんだよ! 階段使え、階段! 俺を殺す気か!」 っつーか、途中で俺を狙って軌道変更したんじゃねえかってくらい直撃だったなオイ! 「いいじゃない。手加減したんだし」 いやいやいや。 千喜さん? 万有引力とか自由落下とか、理解してます? 「落下技で手加減とか、どうやったら出来るっつーんだよ! むしろ膝入れてたろ! 膝!」 「そりゃ、テキサスコンドルキックなら膝が入るに決まってるでしょ」 なんで蹴る事が前提なんだよ。 「峡次様……そのくらいで」 うう……。 ベルにそんな目で見られちゃ、それ以上何も言えないじゃないか。 体も大丈夫みたいだし、仕方ないな。 「……で、何。俺を蹴りに来ただけだったら、とっとと自分の部屋に帰れ」 「せっかく手伝いに来てあげたのに何よ。どうせ人手、足りてないんでしょ?」 あー。 なんか無い胸そらして得意そうに言ってるけど……。 「終わったよ。九割がた」 千喜の返事が来たのは、たっぷり深呼吸出来るほどの時間が過ぎてからのこと。 「……へ?」 「だから、終わったっつの」 もう一度、ダメ押しに言ってやる。 「嘘だぁ」 今度は即答かよ。 「そんな嘘ついてもしょうがないだろ」 大きい家具は運送屋さんがそのまま運び入れてくれたし、自転車なんかはベルが置き場所を教えてくれた。それがなかったら、途方に暮れてただろうけど……。 とりあえず今は、困ったところは何ひとつなかったりする。強いて言えば、予定が早く終わりすぎて持てあまし気味ってとこか。 「じゃああたしの立場は!」 「立場って言われてもなぁ……」 ぶっちゃけ、無いとしか言いようがない。 「峡次様……」 ベルは困ったような目で見上げてくるけど、俺だってどうしようもないよ。 後は本の整理や細かい物を棚に入れるだけだから、自分でやらないとどこに何を入れたか分かんなくなるし。 「そうだ!」 俺とベルが困っていると、千喜は何を思いついたのか元気良く立ち上がった。 「今度は何だ」 なんかもう、嫌な予感しかしないんだが。 「武井峡次! 我々は、引っ越しそばの提供を要求するっ!」 ……。 「ちょっ、マスター! それは、私もコミなんですの!?」 お前ら、もう帰れ。 「何か、工具とか多いねぇ」 引っ越しそばをすすりながら、千喜はぽそりとそう呟いた。 「ああ。地元じゃ神姫の武器とか作ってたからな」 一人用の丸テーブルの隅で、俺もそばをすすり込む。 ネギしか入ってないかけそばだけど、引っ越したばかりの俺の部屋に何でネギがあったのかというと……これまた、ベルが鳥小さんの部屋から持ってきてくれた物だったりする。 鳥小さんとベルにはもう頭が上がらない気がするぞ。鳥小さんとベルなら、別にいいけど。 「武装を? 神姫持ってないのに?」 こら、箸の先を振り回すな。汁が飛ぶだろ。 「……知り合いに頼まれて作ってたんだよ。工具だけはあったからな」 GFFやSRWの武装を触った事はあったから、規格に互換のある神姫装備をいじるのは、大して難しくはなかった。この手のメカを触るのは好きだったし、それがあったからこそ俺はこの学校に来たわけで。 「なるほどねぇ」 「でも、武装の調整用の神姫も持っていなかったんですか?」 取り分けた引っ越しそばを箸で……しかも昨日の夜と同じ塗り箸だ……食べていたベルの言葉に、俺は苦笑するしかない。 「中坊にそんな金ないよ。相手も同じ中坊だし、工具も兄貴のお下がりだぜ?」 材料だって、スクラップや使い古しの中古品ばかり。それを快く譲ってくれた模型屋の爺さんと、使い古しでも工具をくれた兄貴がいたからこそ、俺の武器工房(というほど立派なものじゃないが)は成り立ってたんだ。 「……なるほど」 って、俺が語ってるウチになに人ん家の段ボール漁ってんだよ! 「ふーん。へぇ、これとか、すごくない?」 ちょっと待て! 「おい! それっ!」 千喜の持っているそれを見て。俺は思わず声を荒げ、力任せにひったくってしまう。 「あ……ゃぁっ!」 その瞬間、千喜が慌てて手を引いて、悲鳴に似た小さな声を上げた。 「……っと。どっかひっかいたか? 悪い」 爪は切ってるつもりだけど、当たり所が悪かったか? 案外と女の子らしい悲鳴に、昇っていた血が一気に下がる。 「ううん、大丈夫。それより……大事なものだったんだね? ゴメン」 ……。 「い、いや、こっちこそスマン」 なんだ、なんか気味悪いくらいしおらしいな。 まあ、大丈夫ならいいか。 「特別な武装なんですの?」 俺の手の中にある黒鞘の刀を見て、プシュケが小さく呟いた。 鍔の辺りに大型のシリンダーギミックを組み込んだ、神姫の背よりも長い大太刀だ。素材そのままの金色のグリップ以外は、全てをつや消しの黒で仕上げてある。 「今度来る神姫用に作ったヤツだよ」 今日の晩か、明日の朝か。 俺が自分の技術の全てを注ぎ込んで作ったその一振りは、ベルのような仮初めの相方じゃない、本当の相方の為に作られたもの。 「見せてもらって……いいですか?」 大太刀使いとして気になるんだろう。遠慮がちにそう聞いてきたベルに、そっと渡してやる。 無言で受け取り、音もなく引き抜けば。漆黒の中に現われた銀色の鋼刃が、サイフォスの青い瞳を無言で映し出す。 半ばまで引き抜いて、ベルはほぅと艶のあるため息を一つ。 「……少し、惹き込まれました。銘は?」 静かに刃を鞘へと納め、黒一色に戻ったそれを俺に返してくれる。 「特に決めてないけど、強いて言えば……ベルカ式対装刀『フィールドシュナイダー』って所か。ウチのあたりじゃ重武装型が多かったから、対重武装神姫用の武器だな」 「何それ。厨臭い」 ぽつりと呟いた千喜のひと言に、苦笑い。 「中坊の作った武器なんだからいいだろ」 機械式のブースト機構も付いてるから、村正とか正宗ってガラでもないだろうし。そういうセンスが欠けてるのは分かってるさ。 ベルの白鞘みたいな凄い切れ味や、兄貴の『ラディカル・グッドスピード』みたいな特化した能力が無い事だって承知の上だ。けど、その辺りは全部相棒が来てから始めても遅くはないはず。 「白兵戦用ですのね。で、明日届く神姫のタイプは何ですの? 刀使いならサ……紅緒?」 プシュケ、刀使いの後にサイフォスって続けようとしたらしい。気持ちは分かるけど……一応、サイフォスは西洋剣使いで、日本刀使いじゃないからな。 「いや。遠近両方、色々試してみたいからさ。おじさんにはハウリンかヴァッフェバニーがいいって言ってあるんだけど……」 「随分古いタイプですのね。最近の万能型なら、プロキシマやアルトタイプでも良かったのでは? 後は飛行タイプのエウクランテや飛鳥とか……」 「まあ、そうなんだけどさ。俺がガキの頃からの憧れっていうと、やっぱりハウリンとかになっちゃうんだよな……」 神姫は決して安いもんじゃない。ガキの小遣いを貯めて買うどころか、クリスマスプレゼントでも買ってもらえるようなものじゃなかった。 ……少なくとも、ウチでは。 だから、俺が小さい頃から見慣れていた犬型や兎型の神姫っていうのは、基礎設計が少し古くても……やっぱり憧れに近い物があったりするわけで。 「まあ、確かに。ハウリンなら何でもアリだよねぇ……」 思うところでもあるのか、千喜はハウリンを随分と気にしてる。誰か強いプレイヤーでも知ってるんだろうか。 小さなテーブルに乗った丼は、全て空になっていた。 「さて、ごちそうさま」 「じゃあ帰れお前」 その言葉に、立ち上がった千喜は露骨にイヤそーな顔をする。 「何言ってるの。引っ越しそばぶんくらいは、手伝ってあげるわよ」 ものすごく勝ち誇った顔をしてるけど、正直迷惑だ。 「働くっつーか、もうやる事なんかねーよ」 「えー。これだけ段ボールあるのに?」 これだけって言っても、せいぜい四つか五つだろ。中は本とか工作材料の類だから、自分でやらないと分かんないんだよ。 「いいって」 自分の部屋なのに、どこに何があるか分からないとか、マジ勘弁してくれ。 「ちぇー。せっかく夕飯もたかろうと思ったのに」 ……。 それが目的ですか千喜さん。 「えへへー」 「えへへー、じゃねえ!」 俺が言えた義理でもないけど、人にばっかりたかってんじゃねえ! 『電子工作の入門書』に、『プログラミングの基礎』。『自作パソコン』に『ゼロからのクラッキング』。 「それにしても、面白い物が一つもありませんわね」 『萌えながら分かる神姫改造』とかいうあからさまに怪しげな本をめくってみても、解説が可愛らしいイラストになっているだけで、内容自体はむしろ分かりやすいほど。 案外、まともな入門書になってますのね、これ。 「プシュケ、何を期待してるんですか」 「いえ、殿方の部屋ですし、いやらしい本とか無いのかな……と」 工作の手引き書系は本棚にまとめて入れておけばいいそうで、とりあえず私とベルに任されていた。 マジメな本に混じって、その手の本もあるかと期待しましたのに。 「プシュケ、だんだん千喜に似てきましたね」 向こうで峡次さんと工作材料の仕分けをしているマスターを見遣り、ベルは小さくため息を吐く。 「なっ! そ、そんなことありませんわっ!」 こ、この高貴な私が……何であんなおバカに似なければなりませんのっ! 「それより、いいんですか? あれ」 「何ですの?」 そう言われ、ベルの指差した方を見てみれば。 「ねーねー。これ、どこに片付ければいいの?」 「あー。それはだな……」 部品を手にしたマスターの問いに、峡次さんは沈黙。 どうやら、片付け場所を考えているらしい。 小さな段ボールに入った物を二人でより分けているようで、峡次さんの肩にマスターの肩が当たっているのが見えた。 「……じゃ、適当に入れとくよ?」 沈黙を守る峡次さんに飽きたのか、マスターはすいと離れ。 三段になっている収納ボックスの二段目に、それを適当に放り込む。 「あー……お、おう。そこでいいや」 マスターが離れる直前に収納場所を決めたんだろう。峡次さんはマスターを止めかけるけど、マスターの『適当』で問題なかったらしく、それきり言葉を濁してしまう。 「どう見ても……」 部品を片付け終わったマスターは、再び峡次さんと肩が当たる距離へと。 「…………」 まあ、ベルの言いたい事も、分からないでもない。 割とあからさまだし。 「……ま、いいんじゃありませんの?」 『萌えながら分かる神姫改造』をぱたんと閉じて、私はそれを本棚に放り込んだ。 「マスターがあんなに懐くって事は、悪い人じゃないって事ですもの」 峡次さんが、マスターにとっての鳥小さんや倉太さんのようになれるなら……それはそれで素敵な事だと、私は思う。 「そう」 ベルもそう言ったきり、工作本の分類に専念し始めるのだった。 「じゃ、また明日ねぇ」 肩にプシュケとベルを乗せた千喜が、ひらひらと手を振って。 「おーう。今日はありがとなー」 俺の言葉が合図となって、ばたんとドアは閉じられた。 「ふぅ……」 ため息を一つついて、俺はふらつく足でベッドへと。 「何だ、アイツ……」 そう呟いて、ごろりと横になる。 一人より二人、二人より四人……ってわけで、八畳一間の俺の部屋はあっという間に片付けられていた。 それはいい。 それはいいんだが……。 「アイツ、女って自覚ねえんじゃねえか……?」 さっきまでいた女の子の姿を思い出す。 小さな体。 触れ合った肩。 大きな、良く動く瞳。 リップの曳かれた、薄い唇。 そして……屈んだシャツの胸元から覗く、白いブラのストラップ。 「だああっ! 何考えてんだ、俺っ!」 善意で手伝ってくれた相手をエロい目で見るとか、マジで最低だぞ俺! 浮かんできたそれを慌てて打ち消して、俺は目先を変えようと携帯を取り上げた。 まだ五時を少し過ぎた辺りだ。夕飯にはちょっと早いけど、自転車でも出して辺りをブラブラしてくるのもいいかな……と思わせる、そんな時間。 「千喜や鳥小さんにも世話になったし、差し入れでも買いに行ってくるか……」 ベッドの上でそんな事を考えていると、記憶の底から浮かんでくる事がもう一つ。 メールの履歴を呼び出して、直近の一つを展開させる。 「そういえば、配達番号送ってもらってたっけ」 おじさんが手配してくれた、俺の神姫の配達番号だ。 机のデスクトップを立ち上げるのも面倒だったので、携帯からそのまま宅配業者のページへ接続する。メールから配達番号をコピーしておいて、表示完了と同時にペースト。 「配達状況は……配達中!?」 って、マジか! しかもこれ、時間指定が十七時以降になってるじゃねえか! すまん千喜。ごめんなさい鳥小さん。差し入れは、また明日っていうことで! 心の中で手を合わせた、その時だった。 「ごめんくださーい。宅配便でーす」 運命の声が、扉を叩いたのは。 戻る/トップ/続く
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注意 各項目は順不同に並びます。また、扱われる内容によっては 専用の解説ページを設ける事もありますのでご注意下さい。 また、以下は全て妄想神姫に於ける世界設定類の解釈です。 一部皆様の解釈とは異なる点がありますが、ご了承下さい。 それでも採用してくださる場合は、遠慮無くご利用下さい。 警告 この頁は物語の終盤に出てきた要素を、主に扱っています。 その為、所謂“ネタバレ”が含まれている恐れがあります。 前頁へ戻る ペンダント ロッテが飛べた理由 和食屋 春の新作 “ALChemist”の営業期間(及び時間) 最初の現場 デュアルCSCシステム ラグナロク 二回目の現場 心情の変化と、その代償 藤村外科 怪文書 主要国家の現状と意向 シンクロニシティ 決闘の舞台 模造された“魔術” 晶のペンダント 自己認識 総力戦モード 命を賭けるべき事 約束 ペンダント 晶が、ロッテ達三姉妹の為に作り出した装飾品の事。複数存在するが ここではセカンドランカーの“階級章”を嵌め込んだタイプを指す。 本来は“階級章”を装飾品として身につける為に作った追加パーツ。 しかし後に、晶の手で増設用ハードカバーが与えられている。これは 以前“W.I.N.G.S.”の端末用に作った初代ペンダントと同じ意匠で、 晶が身につけているペンダントと同じ“剣の紋章”が刻まれている。 なお、この“晶のペンダント”については何れ別の機会に語られる。 ロッテが飛べた理由 『検証は最早追い付かない』と晶が言っていた通り、ロッテが天空を 自在に駆けた理由は、生半可な検証作業では明らかに出来ない。その 秘密は、電磁浮遊システムの“反発力”を利用した基礎理論にある。 電磁力で“反発力”を産み、宙に浮くのが電磁浮遊システムである。 ロッテは新たな力を発揮したライナストが産み出す、莫大且つ異質な 雷……即ち電磁力を利用して、システムを再現したのかもしれない。 しかしこれもあくまで推論。その真相は魔剣の構造同様、謎である。 和食屋 厳密には、ここは定食屋である。秋葉原を訪れる人間を当て込んで、 数年前に開店した外食チェーンの実験店舗なのだ。拘りの素材を用い 尚克安値で、客に良い食事をさせる。という高級志向がコンセプト。 味は勿論、栄養価も(外食産業にしては)非常によく考えられており、 秋葉原や神田周辺で働く人間には、徐々に好評を博しつつある。また 買い物客にも、口コミでその評判は広まっている。かなりの人気店。 春の新作 心境的に色々な変化を受けた晶が、2038年の新作として考案中の服。 アンダーから外出用のマントまで、トータルコーディネイトを徹底。 『全ては神姫の為に』という初心を貫いた、華やかなセットである。 鞄やブーツ等の革製品等も揃っている品々は、値段の方でも最高級。 しかし、一切の妥協を排したデザインは可憐・風雅の極みとなった。 部分毎のバラ売りも可能とする事で、顧客層を拡大する方針らしい。 “ALChemist”の営業期間(及び時間) MMSショップ“ALChemist”は、店長たる晶の偏屈な性格を反映してか その営業スタイルも一筋縄とは行かない。新作の作成に没頭したり、 “取材”や“買い出し”で店を半日閉じるケースも、少なくはない。 基本が水曜日定休、年末は“聖戦”最終日から正月三ヶ日まで休む。 (これは最終日に秋葉原へ来る、膨大な人員を処理できない為である) しかし前述の通り不定休な場合があるので、来店時には注意が必要。 ちなみに営業時間の方は、午前十時から午後六時までが大凡の目安。 こちらも状況によっては前後したり、分割される事さえ少なくない。 最初の現場 昭和通に面した、某有名ゲームメーカー直営の店舗。落下したのは、 その内の看板で最も巨大な、キャラ物の看板である。事件直後、壁が 剥き出しとなっており、そこに穿たれたクレーターが全ての引き金。 火災を消し止められた翌日にはブルーシートが張られて、その痕跡は 既に関係者以外には見えなくなっていた。死者も出なかった事から、 検証も念入りという程は行われず、二週間程で修復工事が始まった。 デュアルCSCシステム カラーリングに応じて能力調整と性格設定を配分する現在のCSC。 プロトタイプとしてクリスティアーネが備えていたCSCは、現在の それに基礎レベルでは劣らない物だった。彼女はそれを六つ備える。 胸に六角形を描く様に装填されたCSCは、互いに共鳴したと言う。 演算機能等、バトルに関わる能力以外は同じ……という事は、性格の 構築に作用する効果も六つ分、全てが機能していた事となる。彼女の デュアルCSCとはそれらをバランス良く調整して、感情表現がより 細かい個体を産み出そう、というコンセプトの特殊な機構であった。 結局、メンテナンス性やコスト面……何よりも、CSCの性能が若干 向上しつつあったという事情により、採用は見送られる事となった。 これによりアイデア諸共“プロト・クリスタル”はお蔵入りとなる。 しかし現存する数少ないCSCの内、六つは晶の手中に残っていた。 ラグナロク 北欧神話で“神々の黄昏”という最終戦争の名称として用いる言葉。 同時に一部では、それに肖って名付けられた犯罪結社の名とされる。 有り体に言えば“死の商人”であり、北欧を根城に荒稼ぎしていた。 イタリアに於いて、土着のテロ組織に新作……爆破工作用特殊MMSを 販売して使用させた事から足が着き、遂に壊滅作戦で揉み潰される。 その際に、首謀者・幹部・研究者……主要メンバー全員が殺された。 またその際に押収された“兵器”も、危険な物は破壊されたと言う。 二回目の現場 JR某線の高架下に嵌め込まれる様にして存在する、古いパーツ店が 軒を連ねているビル。電子部品は大抵の物が揃うので、晶のみならず アキバを訪れる様な性質を兼ね備える電器マニアは、よく利用する。 今回の“事故”も看板以外の被害は少なく、怪我人も前より少ない。 だが高架下での爆発という事もあり電車は数時間に渡って停車。更に 『本当に只の事故?』という疑念は、長く人々の間に残る事となる。 なお政府機関の見解は、一貫して“事件性の否定”に終始している。 ビル内部の店舗に被害が少なかった事もあって、ここでも真相究明は 棚上げされ、まずは復旧工事や店舗の再開が優先される事となった。 心情の変化と、その代償 ラグナロクの幹部構成員が、単なる商材として産み出した筈の存在に 何故人間味のある接し方をしたかは、全く以て不明である。或いは、 それも“武装神姫”とそれに連なる存在の“可能性”かもしれない。 ともあれ、彼らが自分で産み出した“神の姫”達に対して、妙に甘く 接していたのは事実である様だ。だが、そうして人間味を取り戻した 幹部構成員の油断こそが、当局に尻尾を掴ませた原因の一端である。 結果“彼女”の為に組織が滅んだのは、紛れもない“事実”なのだ。 藤村外科 秋葉原を少し離れた、外神田の一角に存在する小さな外科医。噂では 二十世紀から開業しているとも言われ、秋葉原でケガをした作業員の 治療で磨いた腕は、確かである。ここの院長は、晶の掛かり付け医。 院長であり唯一の医者である藤村翁は、晶とロッテの成長を最初から 知っている、“オーナー”以外では唯一の存在と言えるだろう。彼は 生傷が絶えない未熟な頃から、ずっと晶とロッテを支えてきている。 怪文書 警視庁を初めとして、幾つかの警察署サイトに送付された怪メール。 スウェーデン語で印されたそれは文法に関して一切間違いが無い為、 スウェーデン人か、スウェーデン語を習っている人間の物とされる。 内容は本編中で語られた通りに、一小節で片づいている。荒唐無稽な 文面と、発信地があっさり特定できるIPからの送信という事もあり 警察組織は結局『悪戯の一種』として、関係各所への連絡に留めた。 しかしそれを目に留める者が居た為、事態はより深く進行していく。 主要国家の現状と意向 二十一世紀初頭に発生した大規模なテロ攻撃。その事件に端を発した “テロとの戦い”は、主要各国の重要な課題として2037年現在も 続行中。“ラグナロク”が、新興組織ながら殲滅されたのもその為。 そんな“敵対方針”を内外に喧伝している国家にとって、テロ組織の 残党が自国に潜伏している状況は、改善されるべき物である。更に、 その残党に人権がないのなら、あらゆる手段を執って止めるだろう。 前田達の出現は、そんな国家の意向によって起きた“必然”である。 シンクロニシティ 血縁関係等が存在しない神姫達が、人や他の神姫と関係を結ぶ場合、 大抵は人間のカテゴライズに当てはまらない“魂”の繋がりとなる。 定義が付随する事も多いが、未定義でも関係を保つ神姫は存在する。 そして余分なノイズが入り難い神姫の意志疎通は、深くなっていくと 無意識下で連動する程の密接な繋がりを見せる。人間でもそう言った 関係はまま見られるが、神姫の場合は特に強いとする説も存在する。 “姉妹”という定義を持った晶達の関係も、その例外ではない模様。 長く暮らしてきた為に、四人の意識は密接にリンクしつつあるのだ。 決闘の舞台 MMSショップ“ALChemist”の作業ブースにセットしてある、個人用の トレーニングマシンが舞台。決闘の為に各種の設定を変更してあり、 規約違反の機体でも、存分にバトルが出来る様な状況となっていた。 結果的にこれは、予期せぬ“事件”を引き起こす要因となっており、 しかし同時にその“事件”を解決する、唯一の可能性を産み出した。 模造された“魔術” “彼女”が偶然作った“魔術”は、クララのそれとは違い全く整理が 為されていない、言ってみれば“情報の混沌”である。それは一重に “彼女”の憎悪が凝縮する事で産み出された、“意思の力”である。 これは、直後に起きる“事件”で“敵”が使った攻撃も同様である。 駆動エンジンは違っても、力の拠り所は“彼女”と同じだったのだ。 晶のペンダント ロッテ達三姉妹が持つペンダントの、デザインソースとなった逸品。 これは槇野歩の遺品であるが、特別な何らかのギミックが有る訳では ない。単に歩が自作したと言うだけで、他に特別な意味もない物だ。 しかし、遺品のペンダントヘッドには裏に“言葉”が刻まれていた。 その言葉は、本編で出てきたキーワードと同様である。これは、歩が 何らかの想いを遺す為、敢えて共通の単語を用いたのかもしれない。 自己認識 “彼女”が、己と晶達との関係をあっさりと定義出来た理由は不明。 但し、神姫ではない“彼女”に現行品のCSCは装填されていない。 そしてロッテ達“三姉妹”には、“プロト・クリスタル”が備わる。 その“生い立ち”が無関係だと言い切る事は、誰にも出来ないのだ。 総力戦モード 発生した“事件”の解決にあたって、晶は一時的に“アルファル”と “プルマージュ”六機の制御権限を、ロッテに一元管理させている。 これは碓氷灯が編み出していた戦術をヒントにした、急場凌ぎの策。 結局の所、それが決め手となる事はなかった。超AIを持つ彼女らは 権限を書き換えられても、本来の主を忘れられなかったのだ。しかし 主の“姉妹”という事で、その身を尽くす事に躊躇はなかった様子。 命を賭けるべき事 “事件”を解決出来なかった場合でも、国家や社会が危機に陥る様な 大問題が発生する事はない。だが“姉妹”にとってみれば、文字通り “命”を掛けるに値するだけの、極めて重大な“事件”とも言えた。 それはつまり、晶と“姉妹”の関係が単に神姫とそのオーナーという 物ではなく、更に大切な間柄へと純化されつつあった事に起因する。 そう言う意味では発生自体が、世界の命運に匹敵する程の物なのだ。 約束 それは永遠に過ごせなくとも、朽ちず共にある為の“誓い”である。 今後晶達がどうなっていくかは、誰にも分からない。皆を突き動かす “恋人”等が現れるかもしれないし、生涯純潔を護るかも知れない。 しかし“約束”がある限り、晶とその“妹”達。その間にある絆は、 誰にも断ち切る事が出来ないだろう。それは、文字通り命を賭ける程 強固な“願い”である。皆は、大切な“真の姉妹”に成り得たのだ。 そう。かつて見た亡き“姉”が、最期の瞬間までそうしていた様に。 メインメニューへ戻る
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6th RONDO 『愛しています、私のバカマスター ~1/3』 携帯電話には携帯ショップがあるように、武装神姫にも神姫専門ショップが存在する。 神姫センターと呼ばれる店舗だ。 そこでは神姫やパーツの購入、検査、修理を行うことができ、またバトル用の筐体を初めとして様々な設備 (神姫 “で” 遊ぶためだけでなく、神姫 “が” 遊ぶためのものまである) が揃っている――らしい。 竹さん曰く、とにかく神姫のことで困ったらとりあえずここに立ち寄ればいいのだとか。 しかし、俺が神姫を購入する店としてボロアパートから比較的近いヨドマルカメラを選んだように、近所に都合よく神姫センターがある、なんてことはなかった。 (ヨドマルを選んだ理由は他に、姫乃と同じ場所で買いたかったとか、ポイントが貯まるとかそんなものだ) いくら神姫がそこそこの人気を誇るとはいえ、携帯ショップのようにどの町にも神姫センターがあるのかといえば当然そんなことはなく、主に新幹線が停車する主要な駅の側くらいにしかない。 だから、ボロアパートから徒歩十分の工大前駅、そこから電車で二駅のところに神姫センターがあるのはまだ良いほうだと言える。 ジャスコのような大型店舗がどーんと聳える代わりにゲームセンターもないような田舎だと、神姫バトルは専ら室内の手作りスペースで行われ、強者になると例え火の中水の中草の中森の中土の中雲の中姫乃のスカートの中 「ちょっ!? やめてよ!」 だろうとお構いなし、熱く燃えたぎるハートはお巡りさんに声をかけられるまで冷めることはないという。 よいこのみんな、こんなオトナになっちゃダメだゾ☆ さて。 勿論俺達が (主に姫乃が) 野外プレイなどという破廉恥な真似をするはずもなく、今は竹さん、または鉄ちゃんこと竹櫛鉄子さんの案内のもと、神姫センターへ向かっている最中だ。 用事はもちろん、神姫バトル。 俺の眉間に穴を空けたニーキにギャフンと言わせるための、復讐の輪舞曲。 俺に代わって悪魔に鉄槌を下す戦乙女は―― 「ふふっ、神姫センターってどんなところなんでしょうね! 楽しみですね、マスター!」 胸ポケットから顔を覗かせたエルは今朝からずっとこの調子で、大好きなアニメの劇場版を観に行く子供のようにはしゃぎっぱなしだ。 もうちょっと、ほんの少しでいいから緊張感というものを持ってほしい。 それに、せいぜい 15cm 程度とはいえその体の中にギッシリと機械部品を詰め込んだ神姫がポケットの中で動くと服が引っ張られて首が痛いのに、ご機嫌斜め上のエルはそんなことはお構いなし。 首も痛いが、周りの乗客の目も痛い。 「あーわかったわかった。 もうすぐ電車降りるからせめてそれまで静かにしててくれ (ひそひそ)」 「了解です。 ところで我がマスター (ひそひそ)」 「どうした我が戦乙女よ (ひそひそ)」 「私、マスターはてっきり “そういうこと” に無頓着な人だと思ってました (ひそひそ)」 「なんだよ、そういうことって (ひそひそ)」 「ここからだとよく見えるんですが、ちゃんと鼻毛の処理をしてるんですね (ひそひそ)」 「余計なお世話だ!」 「背比うっさい」 「はい……怒られたじゃねぇか (ひそひそ)」 「それはそうですよ。 電車の中ではお静かに (ひそひそ)」 「てめっ! こ、こほん…………後で覚えてろよ、全力でくすぐり倒してやる (ひそひそ)」 ヨドマルカメラの売り子として起動されたエルはほとんど店の外に出たことがなかったらしく、神姫春闘事件後の花見やボロアパートへ帰ってからはずっと、元から丸い目をさらに丸くして輝かせていた。 見るものすべてが珍しい。 目に映るものすべてが面白い。 その日の夜は唯一の所持品だったクレイドルも使わず 「今日はマスターと一緒に寝ます。 いいですよね」 と俺の枕元に横になり、タオルハンカチをかけて眠っていた。 そんなんで眠れるのか心配だったのだが、その一日はエルにとっては世界が変わるような一日だったからなのか、ベッドから落ちることもなく、ぐっすりとバッテリーが枯渇するまで眠っていた。 (一日動きまわった上にデータ整理にかなりの電力を食ったらしく、素のアルトレーネ型の抑揚のない声が耳元で 『バッテリー容量が不足しています。 すぐに本体をクレイドルに寝かせて充電して下さい』 と言った時は心臓が止まるかと思った) そういったわけでエルは今日が神姫センターデビューデイとなるのだが、このテンションの高さの理由はそれだけではない。 「ところでマスター、どうですか? 似合ってますか? (ひそひそ)」 「なーにが 『ところで』 だ。 いくら似合ってたって、そう何度も何度も同じこと聞かれちゃ 『似合ってない』 って答えたくなるぞ (ひそひそ)」 「こういう時は素直に 『似合ってる』 って言えばいいんですよ。 何度でも 『似合ってる』 って褒めちぎればいいんですよ (ひそひそ)」 神姫は基本的にマスターの好みで服を用意しなければ素体のまま過ごすことになり、“素っ裸”に見えないように素体にペイントが施されていたり細かいアクセサリが付属していたりする。 アルトレーネ型の場合は豊かな胸から臍より上の辺りまでを濃い青でペイントされ、首元と腕、脚はそれぞれ純白のカラー、ロンググローブ、サイハイソックスだ。 おまけにショーツはガーターベルト付きのようなデザインで、以上、その他の箇所は素肌を露出している。 ここまで挑戦的なデザインに加えて癖のある長い金髪は狙いすぎな感があるにもかかわらず安っぽい扇情さは無く、気品すら感じられるデザインには脱帽するばかりだ。 しかし今日のエルは一味違う。 いくらペイントが施されているとはいえツンツルテンな素体の上に、鉛色の革製ロングコートと、同色のブーツを纏っているのだ。 しかも驚くことなかれ、このコート、ただのコートではなくエルのためだけに作られた世界で一着の特注品なのだ。 ロングコートと言えば野暮ったく聞こえるが、素体の各所にあるくびれにフィットするよう作られているので、出る所は出て締まるところは締まり、よりアルトレーネ型の体のラインを強調している。 右腕の部分は何故か肩から先が無く、また左腕部の袖にはまったく意味を成さないベルトがぐるぐると五本ほど巻かれており、この左右非対称デザインに製作者の趣味が溢れ出ている。 足首まで伸びるスカート部は臍が十分見えるほど大きく前が開かれており、これがもし臍の下から開いているとエルがただの痴女になってしまうことも完璧に考慮されている。 このスカート部にもベルトがぐるりと数本巻かれており、さらに腰に二本、胸を上下に挟んで強調するように一本ずつと、とにかくベルトが多い。 エルがアルトレーネ型だからこそ着こなしているものの、これが他の神姫、例えばあの武士と騎士だったら……似合う似合わない以前に、顔が濃い…… 手に取ってまじまじと見るとその出来の良さに驚かされるばかりの逸品で、これが手作りと聞いたときはさすがに製作者の言葉を疑ってしまったのだが、睡眠時間を削りに削ったその製作者、一ノ傘姫乃の目の下の大きな “くま” はすべてを物語っていた。 (裁縫のことはサッパリ分からないのだが、姫乃の握力では革に針を通せないことくらいは想像がつく。 かなりパワフルなミシンとそれを扱う腕が必要なはずだが……) コートと同色のブーツは女性が好んで履きそうなものとミリタリーオタクが好んで履きそうなものの間を取ったようなデザインをしており、お洒落にもバトルにも使用できる優れものだ。 さすがにブーツまで手作りとはいかないものの、 「鉛色のコートに白の素足って、なんだか卑猥な感じがするの」 と姫乃がニーキのお下がりをプレゼントしてくれた。 これらを受け取って一式装備したエルはしばらくの間、調子の外れた鼻歌を歌いながら鏡の前でポーズをとるのに夢中になっていた。 ヨドマからクレイドルだけを持って俺のところへ来たため新品のアルトレーネ型が持つはずの装備すら持っていないエルに何か買ってやらないと、と考えていたのに、肝心の財布には生活費が残るのみで、単なるおしゃべりフィギュアと化していたエルを立派な武装神姫にしてくれたのが自分の彼女だという事実は、 「マスター! とってもいい彼女さんを持ちましたね!」 と満開の笑顔で言ってくれるエルの言葉と一緒に俺の自尊心をグリグリと抉った。 コートが完成したのは今朝のことで、朝九時頃にパジャマ姿で俺の部屋を訪れてエルに試着させて微調整を終えた姫乃はそのまま俺のベッドに倒れこんでしまった。 そのまま可愛らしい寝息をたて始め、服といえば第三のヂェリーTシャツだったエルがどんなにはしゃいでも、姫乃の寝顔鑑賞を邪魔するように竹さんが俺達を迎えに来ても、姫乃は午後二時まで身動きすらしなかった。 そして遅めの昼食を三人で済ませて今に至る、というわけである。 「傘姫大丈夫なん? まだ目の下がパンダっとるし、フラフラしよるけど、別に神姫センター行くのって今日やなくてもいいんやろ?」 「さっき十分寝たから大丈夫よ。 エルはせっかく今日を楽しみにしてたんだから連れて行ってあげないとね。 それに今日を楽しみに待ってたのはエルだけじゃないのよ。 ね、ニーキ?」 「……」 姫乃の今日も変わらぬカッターシャツの胸ポケットで大人しくしているニーキは何も言わず、車窓の外を眺めていた。 このニーキも、今日は素体のままではなく服を着ている。 これがまた姫乃オリジナルらしいのだが、その姿を見たときはエルのコートと並べて姫乃の趣味を少しだけ理解できたような気になった。 燕尾服である。 オーケストラの指揮者が着るような、読んで字の如く裾が燕の尾のような形をしたアレだ。 エルのコートとは違い大幅なアレンジは施されておらず (細かいこだわりはあるのだろうが、そもそも俺は燕尾服に詳しいわけではない)、取り外し可能な空色のツインテールがなくなってショートカットとなった悪魔型は男装の麗人型へと進化を遂げていた。 ニーキの冷静で淡々とした雰囲気と相まって、その端麗な容姿は華やかさを除けば宝塚のトップスターのようだと絶賛しても過言ではない。 ……俺が神姫を買うことに随分と抵抗してくれた割に、姫乃は神姫を男装させて眼の保養をしていたってわけだ、へぇそうなんだ、などと嫌味を言うつもりはないけれども。 男にだって嫉妬というものがあるのだと、彼女に知って欲しい背比弧域であった。 「ヒメに面と向かって言い難いのならば私が伝えておこう」 「やめろ。 そして俺の心を読むな (ひそひそ)」 「ほれ、二人とも電車降りるよ。 お~い傘姫生きとる? 寝たら死ぬぞ~」 姫乃のことを傘姫と呼ぶ女性、竹さんは姫乃の高校時代からの親友らしく、この少々独特な方言 (彼女曰く、北九州ベース博多アンド鹿児島アレンジなのだそうだ) はともかくとして快活な性格が外見にも表れていて、大学の益荒男共の評判はすこぶる良い。 いや性格が云々以前に、姫乃が “可愛さと美しさを足して2を掛けた” ような容姿ならば竹さんは “可愛さと快活さを足して1.5を掛けた” ようなものだ。 残り0.5は、身長こそ姫乃と大差無く俺の頭一つ分低いくらいなのだが、姫乃が持ち得ないシルエットのメリハリだ。 寧ろ益荒男共にとってはこの0.5が何よりも重要なのかもしれない。 短くサッパリとした髪に全身を春のシマムラコーディネートで固めていても何ら違和感がないのだから、その戦闘力は姫乃に一歩も引けをとら…… 「ん、どうしたの? 目のくま、そんなに変かな?」 ……いや、やはり姫乃のほうが圧倒的に可愛い。 アルティメットカワイイ。 ヒメノ型神姫とか発売されないだろうか。 いや、ここは竹さん風にカサヒメ型といったほうがそれらしいか。 「ほれ、あの建物。 まるまる一棟が神姫センターなんよ」 俺がカサヒメ型に自分のことを何と呼ばせてどんな武装をさせるか妄想を膨らませているうちに、何時の間にやら俺達一行は神姫センターの近くまで来ていた。 ――とりあえず、カサヒメ型の姉妹機はセクラベ型で保留としておこう。 神姫センター一階はさすが専門店というだけあって、ヨドマルとは比べ物にならない商品の充実っぷりだ。 客の相手をする神姫もヨドマルよりはるかに多く、ほぼ全種類の神姫が小さな体を元気一杯動かしているのを見ているだけで時間が過ぎてしまいそうだ。 「ほらマスター見てください! アルトレーネ型がいますよ! うわぁ隣にアルトアイネス型もいます! ちょっとお話ししてきていいですか? いいですよね! 行ってきます!」 勝手にポケットから棚に飛び降りたエルは完全武装のアルトレーネとアルトアイネスのほうへ走っていった。 そういえばエルは “動いているアルトレーネ” を見るのは鏡に映る自分を除いて初めてになるのだろうか。 今まで店員として働いていたエルが今日は客なのだからはしゃぐのも多めに見てやるが、あまりウロウロされると姫乃クオリティが目立って目立ってしようがない。 「あのアルトレーネのコスプレかっけー。 ここコスプレの服とかも売ってんのか」 「下の中古売り場にあるんじゃね? でもクソ高そー」 「うわまた懐かしいものを。 なんだっけあのコート。 ほら、三〇年くらい前のFFの」 「クラウドでしたっけ? 流行りましたねーあれ。 でも似てますけどコートは着てなかったような」 まあ、褒められて悪い気はしないけれど。 これでは落ち着いて店内を見て回ることもできない。 それに今日は姫乃と竹さんもいるのだからあまり出過ぎた行動は――と二人の方を見ると、何故か竹さんの前に人集りができ、エル以上に衆人の目を集めていた。 「あー今日は神姫連れてきとらんからバトルはまた今度、また今度、だからまた今度っつっとんのやから並ばんでよ! なーらーぶーな、前へならえすんな! 予約なんか受け付けとらんっての! どさくさにアドレス渡されても困るってのアポ取ろうとすんな!」 竹さんの前に老若男女問わず並んだ人達は武装した神姫を連れていて、神姫達は皆武装の確認をしたり素振りをしたりと落ち着き無く、マスター共々鼻息を荒くしていた。 ほら散った散った、と大人気な竹さんが人々を追い払い、やれやれと大きなため息をついた。 竹さん大人気の理由を姫乃が教えてくれた。 「鉄ちゃんってね、実はすっごく強い神姫マスターなのよ。 以前私をここに連れてきてもらったときもこんな感じだったわよね」 「いっつもそう。 これじゃおちおちメンテもできんもん。 そらまあ、私のコタマはそこそこ強いしバトルしたくなるのも分からんでもないけど、そんな何人も相手にできるかっての。 コタマのバッテリーは普通の神姫と変わらんっての」 「へぇ、竹さんってそんなに強いのか」 「うん。 たぶん今この神姫センターにいる誰よりも強いわよ」 「ここって……結構な人数だぞ?」 うんうん、と頷いた姫乃は自慢できる友人がいることが嬉しそうだ。 「あー傘姫、恥ずいからあんまし……」 「私も他の人に聞いた話なんだけどね、ここで大会が開催された時のことらしいんだけど」 「その大会の優勝者が竹さんってわけか! すげぇ!」 「ううん、鉄ちゃんは観戦してただけなんだって。 それでね、その時優勝した男の人が表彰台の上から鉄ちゃんを見つけて、一目惚れしちゃったらしいのよ。 その人が、たぶん優勝して少しだけ気が大きくなってたんでしょうね、その場で鉄ちゃんに告白したんだって。 そうよね?」 「……まぁね。 告白っつーか、私のこといきなり指さして 『今! あなたに惚れました! エンジェルktkr!』 やもん。 恥かいたわあ、あん時はほんと」 「でも竹さんに彼氏がいるって聞いたことないし、ってことはそいつのこと振ったのか」 「背比、今しれっと傷つくこと言ったね……振ったっつーか、その場のノリで 『じゃあ神姫バトルで私に勝ったら付き合ったげる』 って言ってしまったんよ。 うん、ノリで」 ノリノリで。 と竹さんは額を抑えて自分に呆れている。 それはそうだ。 大会優勝者、言うまでもなく最強の神姫に勝負を挑むなんていくらノリといっても愚行にも程が……ん? 「でも竹さん、彼氏はいないって……あれ、どういうことだ?」 「その場におった全員がチャンピオンが勝つって疑いもせんで、チャンピオンに挑んだ私は負けて彼氏ゲットする腹積もりと思われて、そのチャンピオンの神姫にまで 『ま、アタシのマスターはそこそこイイ男だし? アンタが考えてることも分かるよ。 それなりに手加減してやるから、適当に頑張って適当に負けて、彼氏ゲットしたら?』 って鼻で笑われて――」 眉間に皺を寄せてその神姫の嘲りを腸を煮えくり返しながら思い出しているらしい竹さんは口角を釣り上げ、凄絶な笑みを作った。 「――そんな状況で相手を完膚無きまでたたきのめすのって、ゾクゾクしたわぁ」 「ドSだ! ここにドSがいる!」 「相手の神姫、花型ジルダリアだったんだけど、手加減どころか指一本触れられずに負けてそれ以来トラウマになっちゃったんだって。 ちょっと可哀想」 「そうなん? それは知らんかった」 「未だにハーモニーグレイスを見ると足が竦んで動けなくなっちゃうんだって」 「 【 あらららら それはひどいな 超wざwまwあw 】 」 「ドS俳句だ! 姫乃気をつけろ、竹さんの近くにいたらそのうちヤられるぞ!」 「ふひひひひ! 悪いけど傘姫の体は私がもらっとくよ!」 「このっ、俺の姫乃を食うつもりか!」 「何の話よ!? やめてよ、もう!」 「ただいま戻りましたーって、なんだか楽しそうですね。 私も混ぜてください!」 「…………はぁ」 姫乃の胸ポケットの中でニーキが漏らした深いため息は誰の耳にも入らなかった。 神姫センターは二階から上が武装神姫専用のゲームセンターになっていて、神姫を連れたマスター達が百円玉を何枚も持って遊んでいる。 その中でもやはり二階のバトル用筐体はプレイヤーとギャラリーが多く、どの筐体でも神姫達がマスターやギャラリーの応援を受けて火花を散らしていた。 ビリヤード台に四角形のガラスケースを置いたような外観をしていて、大きさは四方が2m弱から1mくらいと大小様々なものがあり、高さも神姫が飛びまわるのに十分なものだ。 ガラスケースの中は何もなかったり障害物があったり、廃墟、砂漠、滝、サーキット、礼拝堂、無駄にピカピカ光るステージなど、神姫達は例え火の中水の中草の中森の中土の中雲の中姫乃のスカートの中 「しつこい!」 どのような状況であっても冷静に地形を生かす戦い方が求められる。 「お、そろそろ障害物無しの一番シンプルなステージが空くけど、なんか他にバトりたいステージある?」 「エル、どうだ?」 「どんなステージでも問題ありません。 どーんと来いです」 「ニーキは戦ってみたいステージある?」 「いや、私もどこでもいい」 「よし。 じゃ順番取ってくるから待っとって。 筐体使用料はまぁ、今回は私が奢ったろ」 今まさにその筐体ではバトルが佳境を迎えていた。 ありったけのミサイルを全方位に撒き散らす軍隊風の眼帯神姫は、夏の蚊のように襲い来るミサイルを涼しい顔で回避しつつ接近してくる忍者神姫に翻弄されている。 眼帯神姫がまだ起動して日が浅くバトルに不慣れなのは、筐体のガラスに張り付いて必死に応援しているマスターを見れば分かる。 彼女のマスターはさっきから 「撃て撃て撃て! 数打てば中るんだ!」 とだけ繰り返して眼帯神姫を混乱させるばかりで、もう一方の忍者のマスターは椅子にもたれ掛かり余裕綽々といったところだ。 次は俺達の番だ、あんな無様な真似はできない。 そう思うと掌がじっとりと湿ってきた。 相手は姫乃とその神姫なのだから気負う必要なんてまったく無いのに。 勝利への焦燥と敗北への焦慮は刻一刻と強くなっている。 「いよいよ私達の初バトルですね、マスター。 安心して下さい、絶対に勝ってみせますから!」 エルが俺を励ますように力強く宣言した。 その顔には一片の気後れもない。 俺はほんとうに良い神姫に巡り合えたと思う。 普通に神姫を買って、普通に箱を開けて、普通に起動して。 そんな出会い方ではきっと俺は満足できなかった。 このバトルを、これまでエルを育ててくれたレミリアへの感謝と代えよう。 「頼むぜエル。 悪魔に鍛えられたお前の力で、あの偏屈神姫をギャフンと言わせてくれ!」 「了解ですマスター! 戦乙女の名にかけて必ずや、マスターに勝利の美酒を御賞味頂きます! ――ところで、その、私の武器なんですけど、ばっちり用意してくれましたか?」 コートの左袖のベルトをいじりながらそう言って、申し訳なさそうにこちらを見上げた。 ヨドマルで働いていたエルは普通アルトレーネ型に付属するはずの剣などを持っておらず (だからこそ俺のような貧乏人が最新型を買えたのだが)、俺が武装を用意しなければならない。 防具はエルを買った時に姫乃に 「私が用意するから大丈夫。 だから絶対に他のものを買わないでね」 と念を押されて今朝になってコートとブーツをもらい、武器はというと―― 「ばっちり用意しておいたぜ。 戦乙女に相応しいやつを見繕ってきた」 「それなら早く見せて下さいよぉ~。 マスターはあんまりお金が無いから、もう私、言い出しにくくて。 素手で頑張れ! なんて言われたらどうしようかと思ってました」 「はっはっは、すまんすまん。 でもほら、自分の神姫を驚かせたいマスター心を分かってくれ。 ええと……」 鞄に入れていた “それ” を、目を輝かせて 「早く早く!」 とせがむエルに渡してやった。 「ほれ、コイツで頑張ってこい!」 「はい! マス…………た…………………………………………ん?」 筐体では丁度バトルが終わったようで、忍者が彼女のマスターに向かって親指を立てるのを見届けた竹さんが俺達を迎に来た。 「場所空いたけど、傘姫、背比、準備OK?」 「私達はオーケーよ」 「こっちもオーケーだ。 ニーキはもういいのか? まだ遺書の用意ができてないんじゃないのか?」 「問題無い。 エルを倒した後で君の眉間を蜂の巣にしてやるから、今の内に神に祈っておくといい」 「え? え? マ、マスター? こ、これは冗談ですよね?」 「よっし! それじゃ、二人とも両側に座って、そこの丸いとこに神姫を乗せれ」 「姫乃、こんな上等なコートを作ってもらっといて悪いけど、手加減はしてやれないぜ!」 「私だって全力でいくからね、弧域くん!」 「いや、ちょ……………………ええええええええ?」 ――――そして話はプロローグに戻る。 NEXT RONDO 『愛しています、私のバカマスター ~2/3』 15cm程度の死闘トップへ
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デザイナー 声優 神姫解説 性格セリフ一覧 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 覚えるパッシブスキル一覧 神姫固有武器補正 神姫考察 総評・運用 神姫攻略法 お迎え方 アップデート履歴 コメント デザイナー BLADE(まじしゃんず・あかでみい、武装神姫2036、等) 声優 喜多村英梨(ガールズ&パンツァー:ダージリン、フレッシュプリキュア!:蒼乃美希、魔法少女まどか☆マギカ:美樹さやか、這いよれ!ニャル子さん:八坂真尋、他) 神姫解説 動物の特性を全面に取り入れた独特のアプローチでファンの多い、Kemotech社の開発した犬型神姫。胸部装甲と1セットになったナックルによる近距離打撃戦、専用大型キャノン・吠菜一式による遠距離砲撃、さらにそれぞれが個別にAIを備えた5体の中・遠距離専用オプション兵器・犬型プチマスィーンズによる追尾攻撃と、あらゆる距離に対応できる武装を備えた全距離対応強襲型神姫に仕上がっている。 名称:犬型ハウリン(いぬがたはうりん) メーカー 素体:Kemotech 武装:Kemotech 型番:KT36D1 フィギュア発売:2006年9月28日 主な武装:頭甲・咆皇 胸甲・心守(本作では下記の理由により、これひとつ装備するだけで「獣牙爆熱拳」を使用出来る) 手甲・拳狼(腕装甲と一体化したナックル。本作では胸甲・心守とワンセット) 脚甲・狗駆 KT36D1ドッグテイル 十手(片手斬撃武器) 棘輪(きょくりん/トゲ付きリング。投擲武器) 吠莱壱式(ほうらい・いちしき/下手持ちヘビーガン) (通称「骨っこバズーカ」。実は上下連装式で二門の砲口を持つ。フィギュアでは弾倉が外せたりと意外に芸が細かい) 犬型プチマスィーンズ(全5機。本作では未実装…?) 狗狼(クーロゥ)Type1(リペイント版武器。本作では未実装) 狗駆(クック)Type1(リペイント版レッグ防具。本作では未実装) 報賞認識票・ごほうびドッグタグ(リペイント版首輪。本作では未実装) 振尾(フーリオ)Type1(リペイント版リア防具。本作では未実装) しっぽアクセ:“つれてけご主人様” (リペイント版リア防具だが振尾Type1にのみ装着できる。本作では未実装) 武装神姫第2弾。愛称「犬子」。第1弾組のアーンヴァルやストラーフ、同期のマオチャオ(と、そしてEX枠だがヴァッフェバニー)と共に、シリーズ初期を代表する神姫のひとり。 それだけにフィギュアという面では、技術的に過渡期にあったため「決して元デザインに忠実とはいえない頭部パーツの造形」という面もさる事ながら、武装の可動範囲が特に上半身において狭いもの(素体腕を外し、まるまる武装と交換する方式。これにより肩関節の可動範囲が事実上失われてしまい、腕部もダブルボールジョイント接続になるため干渉が多く無改造だと吠莱壱式を正面に構えることが出来ない)となってしまったため、総合的な評価としては微妙なものとなってしまった。 しかしながら、先発の第1弾組とはうって変わったデザイナー独特のセンスによる方向性と、ボイスパーツのお方がパーソナリティの双璧(もう片方はこちらのお方)を務めたウェブラジオ「RADIO RONDO」の存在、そして何よりデザイナー自身が公式コミック版「武装神姫2036(以下「2036」。単行本全5巻)」を電撃ホビーマガジン(現在は電撃ホビーウェブへと移行)に連載していたという事もあって、相方共々今なお根強い人気を誇る。 武装神姫というシリーズが、かくも多種多様極まるデザイン的方向性を終始保ち続ける事が出来たのも、彼女達ケモテック神姫(と、続く第3弾組)がその先鞭をつけた功績あったればこそだろう。 現にその影響は、後年のガールズプラモ群においても明らかに偏ってはいるが見る事が出来る。 2007年度に開催されたホビーイベント『キャラホビ2007 C3×HOBBY』では、「2036」本編での水着姿を再現したリペイントバージョン(俗称:水犬子)が販売され、その後僅かに仕様変更された電撃15周年バージョンも販売された。こちらは装備が全体的に軽量化されている上頭部パーツの造形も改良されているため、従来品と組み替えるという楽しみ方も可能だ。 以上の3バージョンいずれも大量に販売されたため、現在の中古市場でも比較的簡単に見かける神姫となっている。 更に、デザイナー考案による強化型「ガルダハウリン」も存在していたが、バトロンのサービス終了に伴いお蔵入りとなった経緯がある(「2036」には登場)。 果たしてこれらの装備は実装されるのだろうか? それはバトコンスタッフのみぞ知る。 従来の公式媒体では、他でもない「2036」の主人公格たる凛をはじめ、ノベライズ版「神宮司シリーズ」の情報屋アイコ、そしてアニメ版のポッチィ等ほぼ一貫して常連メンバーを務めていた。 当然ながらバトロン・バトマス(およびMk.2)・バトコミと、ゲームにおいても皆勤賞である。 しかし、本作ではそんな状況が一変。何故かなかなか実装の気配が見えず、ハウリンオーナー達のみならずケモテックファン達をも長い間やきもきさせてきたが、この程シーズン2発足に伴い栄光ある最初の神姫として、漸くの実装とあいなった。 久々の登板は概ね歓迎された一方で、件の「チェイスチェイスジョーカーズ」絡みの減台騒ぎを経てからでは「遅過ぎた」との声も。 公式もこれを気にしてか、実装後2/6までと比較的長めのピックアップ期間をとっていた。 なお、2024年のパチスロ版にも登場を果たしている。 なお本作では、BLADE神姫独特のプロポーションを再現するためか、フィギュア版における1st素体(厳密には脚部を短く改設計されている)ではなく3rdSmall素体に近い体型で再現されている(要はこの娘と同じ処理)。 性格 犬らしく生真面目で従順、ひたすらマスターの役に立つことを第一に考えるタイプ。それゆえに聊か柔軟性に欠ける面も見受けられる。 投擲武器が専用武装に含まれているというのに、不得意武器とはどういうギャグなのだろうか……? セリフ一覧 + 私の活躍、お見せします! ログイン時 通常(朝) おはようございます!朝からお顔を見られて幸せです!さあ、早く行きましょう! おはようございます!朝早くから連れてってくれて、嬉しいです!今日もよろしくお願いしますね! 通常(昼) こんにちは!今日もず~っとお供しますよ!それでは、ご命令をどうぞ! こんにちは!今日もガツンと元気に、頑張って行きましょうね! 通常(夕) こんにちは!そろそろおやつの時間でしょうか!私、バトルも楽しみですが、おやつも楽しみなんです! こんにちは!お散歩行くのにいい時間帯になってきましたね!…あぁ、バトルが先でしたね!えへへ…。 通常(夜) こんばんは!これから何をしましょうか!全力で頑張っちゃいますからね! こんばんは!暗くなってもどこにいるか、私にはすぐ分かりますよ~!だって、いい匂いがするんですから~!えへへ♪ 通常(深夜) こんばんは!夜も更けてきましたが、調子はいかがですか?どんな時間でも、私はずっとお供しますからね! こんばんは!夜遅くまで頑張っているんですね。私も他の神姫に負けないよう、一緒に頑張っちゃいますからね! 年始 あけましておめでとうございます!今年の目標はもう決まりましたか?私の目標はもちろん、マスターのために一意専心でバトルに尽くすことです! (ボイス) あけましておめでとうございます!新年からお傍にいられるなんて、幸せです!今年もいっっっぱいついていきますからね! バレンタイン あ、あの…!バレンタインなので、チョコを作りました!張り切って作り過ぎちゃいましたけど…良かったら、受け取って下さい! ホワイトデー えっ!?これってもしかして、バレンタインのお返しですか?ありがとうございます!穴に埋めて後生大事にしますからね! エイプリルフール ゴールデンウィーク 夏季 暑くなってきましたね~。え?犬型といっても、私は舌を出して、体温調節なんてしませんよ! 水着キャンペーン 七夕 ハロウィン ハロウィンは、お菓子がもらえるみたいですね。いっぱいイタズラして、お菓子をたくさん取って来ますから、期待していてくださいね! 冬季 寒くなってきましたねえ。“犬は喜んで庭を駆け回る”と言いますが、寒い時はバトルでもして温まりたいです! クリスマス メリークリスマス!マスターはサンタクロースに何をお願いしたんですか?私はもちろん、マスターが欲しい武装をいっぱいくださいってお願いしましたよ! (ボイス) メリークリスマース!今日は大切な方の傍に、ずっと居なければいけない大事な日だとか。そういう訳で、私だけと、一緒に過ごしてもらえないでしょうか? 神姫の発売日 オーナーの誕生日 お誕生日おめでとうございます!今日は私が一番待ち遠しかった日なんです!私、これからもずぅーっとお仕えしますから! 神姫ハウス 命名時 呼び方変更 (→決定後) LvUp後の会話 MVP獲得 3連勝後 3連敗後 専用スキル解放時 親密度Lv5後 親密度Lv10後 親密度Lv20後 親密度Lv30後 親密度Lv40後 親密度Lv50後 親密度Lv60後 親密度Lv70後 親密度Lv80後 親密度Lv90後 親密度Lv100後 親愛度Lv1~19限定 親愛度Lv20~39限定 親愛度Lv40~59限定 親愛度Lv60~79限定 親愛度Lv80以上 頭タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 胸タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 尻タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 通常会話 クリスマス限定 年始限定 武装カスタム 戦闘力Up・武器LvUP時 戦闘力Down時 素体カスタム 親密度LvUp時 限界突破時 出撃時 キャラ入れ替え バトル開始時 → バトル中 撃破時 コンテナ入手時 被弾時 オーバーヒート時 スタン時 デバフ被弾時 スキル発動時 (能力強化系) (HP回復系) (デバフ系) (攻撃スキル) (チャーミークリアボイス) 被撃破時 次出撃時 サイドモニター 応援時 交代時 被撃破時 バトル終了時 1位 → 2位 → 3位 → 4位 → カラフルコンダクト どこまでも お傍で お供します 掴み取る 勝利を この拳で 頑張った 私を 見て下さい 親密度LvUp時 マスターレベルUp時 コンテナ獲得後1位 コンテナ獲得後2位以下 レイド成功時 レイド失敗時 神姫ショップお迎え時 はじめまして!お会いできて、と~っても幸せです!私、いつまでもお供しますから! 初めまして!出会えてすっっっごく嬉しいです!これから、よろしくお願いします! ゲームオーバー時 その他 + リセット開始 神姫の想い、大切に。 + 選択した神姫をリセットします。よろしいですか? リセット開始 ええっ!リ、リセット!?う…嘘ですよね?冗談ですよね? はい を押す 嫌です!絶対嫌です!冗談でも嫌です!私、大好きだから忘れたくないんです、離れたくないんです!ずっとそばに居させてください!お願いします! はい を押す(二回目) そ、そうですか…。隣にいていいのは、私じゃない、ってことなんですね…。今まで可愛がってもらえて、幸せでした。ありがとう…さようなら。 リセット完了 初めまして!出会えてすっごく嬉しいです!これから、よろしくお願いします! リセット取消 リ、リセットしないんですね?良かったぁ…。これからも、ずっとそばに居られるだけで、私は幸せです! 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 マスター・ご主人様・アニキ 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 親密度Lv1 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - 親密度Lv100 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - マスクステータス 1/s ジェム回収展開速度 ブースト回復量 ダッシュ速度 ダッシュ時ブースト消費量 ジャンプ時ブースト消費量 対空時ブースト消費量 防御時ブースト消費量 N 1500 150 960 85 70 20 90 R 1050 105 90 40 110 SR 1140 125 110 60 130 UR 1230 145 130 80 150 覚えるパッシブスキル一覧 忠実なる守り手【ハウリン専用】近接を使用した際に踏み込み距離、射程アップ スキル名説明 早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる ため威力増加[小]ため攻撃の威力を上げる 防御力アップ[小]防御力を上げる ダッシュブースト消費量減少[小]ダッシュする際のブースト消費を減少する クリティカル防御アップ[小]クリティカルダメージを抑える ブーストアップ[小] *要限界突破(L110)ブースト時の移動スピードアップ 体力最大値アップ[中] *要限界突破(L120)体力の最大値を上げる 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる スピードアップ[小]移動する際のスピードアップ 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる ダウン軽減[小]ダウン時の行動不能時間が短くなる ダッシュブースト消費量減少[小]ダッシュする際のブースト消費を減少する 防御力アップ[小] *要限界突破(L110)防御力を上げる 攻撃スピードアップ[中] *要限界突破(L120)攻撃時のスピードが上がる 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル ブースト最大値アップ[小]ブーストゲージの最大値を上げる 攻撃スピードアップアップ[小]攻撃時のスピードが上がる ため時間減少[小]ため時間を減少する ダッシュブースト消費量減少[小]ダッシュする際のブースト消費を減少する 全能力アップ[小]全ステータスがアップする ブーストアップ[小] *要限界突破(L110)ブースト時の移動スピードアップ ため威力増加[中] *要限界突破(L120)ため攻撃の威力を上げる 神姫固有武器補正 ※レアリティが上がる毎に得意武器は-5%、苦手武器は+5%される。数字はレア度Nのもの。 得意武器 +30% 片手斬撃武器・双斬撃武器・両手斬撃・双頭刃撃武器・格闘打撃武器・下手持ちへビーガン・回復・補助・防具用武器 苦手武器 -30% 片手ライトガン・両手ライトガン・投擲武器 神姫考察 攻撃力 素のステータス自体はやや低めだが、片手斬撃武器・格闘打撃武器といったDPSに長ける武器を持て、また固有パッシブの影響で先手を取りやすいため、数値以上に優秀である。 防御力 体力こそやや高いが防御力が低く、あまり高くはない。 機動力 素でも多くの神姫のダッシュ速度を上回っており、どの型でも最終的にはパッシブでブーストアップが付く。 ブーストゲージ周りにも不備はなく、総じてやや優秀と言えるか。 総評・運用 固有パッシブは近接の踏み込み・射程を強化。近接武器の当てやすさが大きく上がる。 固有パッシブを活かして先手を取り、キルを繰り返すのがシンプルにかなり強力。各種ジェム自動回収付き装備を付ければ横吸いもケアできる。 スキルは攻撃力アップなど火力周りをサポート出来るものがオススメ。 神姫攻略法 固有パッシブで強化された踏み込みが強力。機動力を活かして逃げるのは基本的に厳しく、またDPS勝負に持ち込もうにもハウリン側の武器は強力なものが多く、先手を取られてしまった場合基本的にこちらが先に倒される。 他のプレイヤーを狙ったところを倒す、ハウリンが複数人の編成にいるなら、出撃時間を揃えさせて同士討ちさせるなど、周りを利用して対処するのが良いだろう。 バトコンが4人プレーのバトルロイヤルだという基本に立ち返って戦おう。 お迎え方 2023年1月27日~から神姫ショップに登場 アップデート履歴 コメント 親愛度1でも頭撫で喜ぶ&セクハラ怒らないの強すぎる。 -- 名無しさん (2023-01-30 14 42 56) パッシブで近接が伸びるのがめっちゃ強い… -- 名無しさん (2023-05-22 19 13 53) 名前 コメント
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Let s 神姫! ~武装神姫の化子ちゃん~ by初音ミク黒子&リン http //www.nicovideo.jp/watch/sm1537677 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1537677 Vocaloid2のオリジナル曲 使用Vocaloidは初音ミク 製作者は武装歌劇派 一つ前のページにもどる
https://w.atwiki.jp/toho/pages/1712.html
レビュー依頼 レビューを依頼する場です。 依頼、完了報告以外の書き込みは削除対象とします。 (依頼、完了報告の中にそれら以外のことが書き込まれていても同様です) 完了報告は、なしでもかまいません。 ■レビューを依頼する方へ 気長に待ちましょう。 レビューが行われなくても、抗議等はご遠慮ください。 最新20個までログが表示されます。全てのログが見たい方はレビュー依頼ログへ。 名前 コメント すべてのコメントを見る Demetoriの以下のCDの記述が無かったので新規作成致しました。 感想をお持ちの方がいらっしゃいましたらレビューお願い致します。 (自分では語彙力が足りず、こういったレビューは不向きですので…) ・DECD-0009 le Grimoire De reve ・DECD-0010 愧人贖悪 ~ Evil People as the True Object of Salvation ~ -- (名無しさん) 2020-03-14 10 41 53 Alstroemeria RecordsのARCD0045 FLASHLIGHTレビューお願いしまっす -- (名無しさん) 2015-10-25 11 41 44 ↓「3/4 ~three times of the east~」の方を奇跡的に発見し、言われた通り自力でレビューも上げておきました。 金額まで書けという依頼は少々ずうずうしかったかもしれませんが、しかしここはレビューを依頼するログです。購入したことのある方々の意見を頼って皆々が書き込む場なのです。買ってから買おうか決めるなんて本末転倒になってしまうんです。 レア品には、原価の10倍以上のお金を出さなければ手に入らない物もあり、それで期待外れの物だったとなればやはり相当のショックを受けます。ですからそんな大金が絡む事なので、少しだけ大目に見てはもらえないでしょうか -- (名無しさん) 2013-07-25 18 53 03 ↓4 ならオメーが買ってレビューしろよカス -- (名無しさん) 2012-09-02 15 23 23 誰か梶迫小道具店さんのCD(梶迫さんのならどれでも)を持っている方がいれば、レビューをお願いします。 ジャンルはHIPHOPで、同じラップを専門としているサークルでも日本語ラップ主流の魂音泉さんとは違った英語ラップを専門にしています。 自分も試聴して興味を持ったのですが、近くのアニメイトには売ってなかったので、今は通販で買おうか迷ってるところです。 -- (名無しさん) 2011-12-04 13 55 24 C-CLAYSさんの「AGGRESSIVE FESTIVAL」についてレビューお願いします。 このシリーズ買ったことないので、どなたかよろしくお願いします。 -- (名無し) 2011-11-06 00 25 30 いんぷれ。の「Presence invisible」についてレビューお願いします。 -- (名無しさん) 2011-10-31 02 20 11 両方とも非売品のCDだったハズですが、回路-kairo-の「3/4 ~three times of the east~」と九龍海鮮飯店の「東方海鮮飯店」のCDを持っている人がいれば、レビューお願いします。 たまに駿河屋などの同人CD買取店で売ってることがあるらしいので、非売品だから手に入らないと決めつけることはできないと思います。 ですが、当然レアなCDであり、相場もかなり上がってしまうと予想できるので、できることなら「このCDには何円分の価値がある」とか「何円なら買っても惜しくない」という金銭的価値も書いてもらえると有り難いです…。 -- (名無しさん) 2011-10-20 00 44 07 c80頒布の、SYNC.ART Sさんの新作『霊水夢双』 (たまみずゆめふたつ)をお願いします。 "過去様々なサークルに提供した東方ボーカルアレンジ曲を""リメイク"(HPより)とありますが、リメイク前との比較などもできれば...。 どなたかよろしくお願いします。 -- (羽根ぺん) 2011-09-05 14 10 35 ジャズアレンジのSOS -Sound of Swing-さんの1st Cat s Walkのレビューをお願いします。 -- (名無しさん) 2011-08-21 19 46 05 ジャンル別まとめのシンセサイザー「テクノ・エレクトロニカ」部門の充実をお願いしたいです。 かなり詳しいジャンルまで書いてあると助かるのですが……。 どなたかよろしくお願いいたします。 -- (名無しさん) 2011-02-04 11 43 17 だんだん組ドラマCDをお持ちの方がいらっしゃいましたら、レビューをお願いします。 できれば良い点、悪い点のアプローチをみたいです。 -- (名無しさん) 2010-10-20 12 37 05 イオシスの「東方JeuXinTerdiTs」のレビューをどなたかお願いします。 -- (名無しさん) 2010-05-28 03 30 21 葉ヶ暮ハウスのRoute18のレビュー可能ならお願いします。 買えなかったので… -- (タチ) 2010-04-26 00 51 23 iemitsuの新譜「Farewell Flower」と「CURTAINCALL」のレビューを何方よろしくお願いします。 -- ((罪)) 2010-03-23 18 11 17 C77のchipionの新譜「ELECTRiC Re ViEW」のレビューをどなたたお願いします -- (名無しさん) 2010-01-13 13 42 55 C77の発熱巫女~ずの新譜「Re Starlights An Umbrella」 EastNewSoundの新譜「Sacred Factor」のレビューをどなたかお願いします… -- (名無しさん) 2010-01-05 20 51 20 TRINITY -Orchestra Side- どなたかこちらのレビューをお願いします。 -- (名無しさん) 2009-11-25 17 31 31 C76のEastNewSound新譜「Lucent Wish」 Halozy「Crescendo Planet」 chipionの「スカーレット・ディスコ」 気になっているのでどなたか聴いた方いましたらレビューお願いします。 -- (名無しさん) 2009-08-31 03 34 46 C76で初参加されたカレー丼さんのFar East Maqam 聞いたかたいましたらレビューお願いします。 -- (名無しさん) 2009-08-18 16 36 17